先日，ＮＨＫ岡山の「１００歳万歳」の番組で，私が小さい頃からお世話になり，母が未だに主治医として面倒をみてもらっている１００歳の誕生日を迎えた現役のお医者さんが紹介された。「マチベンのリーガルアイ」http://www.bunshun.co.jp/book_db/0/08/03/9784160080393.shtml
でもこのお医者さんの話を書いた。このお医者さんに，４代にわたって診てもらっているという家族もある。幼い子どもが，１００歳のお医者さんに聴診器をあてられている図は，命の不思議さを感じさせる。
まだまだこのお医者さんには及ばないが，私も弁護士をかれこれ３５年もやっていると親子２代で相談に来られる方も珍しくない。今日はもう一つ飛び越えて３代目の方の相談であった。私の古いデザインの名刺を持参されていたから，１０年以上も前のことであろう。３０歳を過ぎるこのかたの祖母にあたる方の相談を受けていた。その縁で，突然におきた事件の相談が急遽，はいったのである。そして，現実にご相談にこられたのは，私とほぼ同じ年配のその人の子であった。一挙に３代にわたってご相談を受けたのである。もっともお医者さんが，ずっとその人の人生に関わりながら，４代それが続いてきたというのと，弁護士のように事件の時だけ関わるということとはいささか趣が違うことは分かっている。先日，ＮＨＫで放映されたという話を聞いていて，ふと今日の突然の相談と重なって思い出されたのである。