相続放棄

2008年7月6日

ホストが一時的にダウン、アクセスできなかった方もいらしたのではないか。人為的な作用が働いてのことのようだ。世界遺産への落書きなどと同じような感覚なのだろうか。それよりもっと悪質なものなのだろうか。

既に10年以上にわたって音信がない父親の死を、警察からの身元確認の要請に出向いて知る。相続人である子らと意外に近くに住んでいた。父との共同生活の間、酒、家庭内暴力、ギャンブルを体験した子らの脳裏に、過去の悲惨な思い出が脳裏をかすめる。葬儀はきちんとすませたが、迷いなく、相続放棄である。ところが、父が借りていた不動産物件については未払い家賃があり、部屋には生活用品が残っている。住宅管理会社からは相続人に明け渡しを要求してくる。本来であれば、相続手続きを完了し、相続財産管理人を選任して、相続財産管理人によって処理されるべきであろう。残されている財産との関係でその原則的処理が極めて不効率なものとなりかねない。そのような状況におかれた相談を受け、不動産管理会社との交渉、相続放棄の手続きの依頼を受けた。直ちに相続放棄と不動産会社との交渉をはじめるなど処理に着手したが、不動産会社は当方が相続放棄することの通知だけもらえれば、あとは処理することになった。きょう、協議の日を設定していたが、その後の処理を不動産管理会社側の責任で処理するというのだから、難問は解決。現実使い古された冷蔵庫とか、エアコンなどのようなものしか残されてはないと思われる。突然の相談、すぐの着手、そして直ちに一件落着となった。子らにとっては悪夢を思い起こさせるものではあったが、寂しい父親の死ではある。

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