久しぶり?の事務所となった。出張で数日間事務所を空けて実務と離れるとなんだか違うところにきたみたいで、とまどいを感じる。少しでも長く現実から離れておきたかったという気持ちのあるせいだろうか。とは言っても、本日までには提出しなければならない準備書面2通を昨日完成させていたのでこれをまず提出した。事件の流れのなかでは意味ある準備書面に仕上がっていると思っている。2通とも商品先物取引被害に関するものであったが、1通はそもそも勧誘すべき対象の人ではない人であったことの論証であり、もう一通は新しく取引を始めようとする人に対する保護責任に関する主張をまとめた。rnrnこれを出し終えると、調停事件の打ち合わせであった。人は単に金銭的利益のみでは動かされない場合があるということを実感させられる対応の結論であった。この調停は不調となるかもしれない。そして、午後からの民事事件の口頭弁論手続き、法律相談1件。事件処理の打ち合わせ1件と続き、夕方は消費者被害救済センターの運営委員会であった。ここでは、クレサラ相談を無料化して、被害相談に躊躇している人たちに窓口をひろげ、救済の輪を広げようという議論がなされた。会の負担は重くなるが、真の救済が得られるチャンスを少しでも広げることは必要だとの意見が大勢を占めた。釧路での人権大会で議論された生活保護の問題点まで議論を広げることはできなかった。そして、帰宅してからは明日の刑事事件に備えて尋問の準備をしているうちに日付が変わってしまった。rnrn昨日から、ニュースは北朝鮮の核実験の話題でもちきりである。確かにお隣の国で核を保有し、それがどのように使用されるかもわからない状況には不安を感じさせる。しかし、少し冷静に見てみれば北朝鮮のやり口には滑稽さを感じる。同時にそのことはアメリカをはじめ各核保有国も同じではないかと思ってしまう。こうして、なにかと理由をつけて核を保有する国は世界にジワジワと広がっていく。その核保有国は他の国に対して危険だから核を持たないようにと圧力をかける。危険ならば自らも核を放棄して他国にも放棄迫ったらどうだろうか。核の影響力をちらつかせながら、核の放棄を迫るのは矛盾している。こうして世界各国が核を保有するようになり、ちょっとしたきっかけでその爆発がおこり、人類が滅亡する。これは滑稽ではないか。日本が唯一の核被爆国として、核の傘に頼ることなく、積極的に日本独自の外交で。世界に核の放棄を呼びかけることができれば、そのことが力のある外交になるのではないかと思う。
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- カルト被害を考える会 に 田所眞紀 より
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地下核実験
2006年10月11日
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