中学生のお客様

2008年7月12日

中学生5人の訪問があった。社会見学の一環であろうか,事前にいろいろと質問事項を作成し,これに答えるという時間であった。大本弁護士が対応し,丁寧に説明していた。きっとそのほとんどは理解できていないのではないかと思う。しかし,成年後見制度などの話を真剣な表情で聞いていた。

きょうの子どもたちは,みなさん将来は弁護士になりたいとのことであった。逆にどうして弁護士になりたいと思うのかこちらから聞きたいと思った。私も少しだけ話をした。私はもう35年も弁護士をやっているよというと「ほうーっ」と驚きの声があがる。彼らの親が幼い頃から弁護士をやっている計算だから驚くのは当然だろう。本人もそう言ってみて彼らからみれば,もう化石に近い人に見えてるかも知れない。

これから高校に進学して,大学にはいり,法科大学院を卒業して司法試験に合格すれば,弁護士になれる。かれこれ10年後のことになる。100年に一度という司法改革がなされ,新しい制度が動き出している。裁判員制度などもその一つである。10年後にはその歴史的評価もなされるころであろう。この司法改革は,「改革」でありえたかと。人が行う改革は,常にこれでよいという完全なものはつくれない。常に完全なものを目指して改革し続けることだろうと思っている。10年後の司法がいま輝きをもってなりたいと思っている弁護士の世界が本当に目指して良かったといわれるものであり続けられるよう,我々も今,行動を続けていかなくてはならないのだろうと思う。

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