2006年10月8日

今朝起きて庭に面したサッシ戸をあけるとキンモクセイの香りがしてきた。釧路への出張前には香っていなかった。この香りをかぐと外気を冷たく感じる秋だと実感させられる。こんなに良い香りを周辺いっぱいにふりまくことができるのはどんな仕組みなのだろうか。ハナミズキは赤い実を付けている。野生のバラにもいっぱいの小さな実をつけている。この実は冬を迎える頃には赤くなるそうだ。rnrn夕方、実家からきょうは祭りで寿司をたくさんもらったからとりにこないかとの電話があり、ご相伴に預かるべく車ででかけた。車で約20分のところで岡山市の北部である。出かける途中に見た空は高く青く、その雲の形で秋であることを実感した。祭りと言えば、小さい頃は親戚の人が集まり、寿司(バラ寿司)やらいろいろのご馳走をし、そのお客様からはこどもらに小遣いを渡され、それをもってお宮で開かれている照明代わりにもやされているカーバイトの臭いがたちこめる露天の店に紙火薬鉄砲などを買いに行って遊んでいた。そのころの祭りは地域によって日が異なっていたが、今は一斉に行われているようである。父は、地域の子どもたちの御輿の練り歩きにずっとついてまわったようであった。二人だけとなっている両親はもう寿司はつくらない。しかし、近所の人が寿司をつくってくれてもってきてくれるようである。そうだ、まつりと言えばこれに合わせて甘酒をつくっていた。炬燵の熱で麹を発酵させ、それを瓶にいれて湧かした風呂の中に浮かばせてさらに発酵させると甘酒となっていた。あまり好きではなかったが、お祭りとともにおもいださされる味の記憶である。rnrn秋が深まってくると、今年も薪のことをそろそろ考えなければならない。冬場に薪を焚いて暖をとるというわが家での贅沢な時間の持ち方である。その年、どのくらいの薪を準備するか、どんな薪になるか実は毎年違っているのである。秋が来れば冬支度が始まる。時は確実に動き、過ぎ去っていく。

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