深夜の北京オリンピック

2008年8月20日

連日,深夜に及ぶオリンピック競技のライブ放送が続いている。こんなに夜遅くに競技をして大丈夫なのかと思ってしまう。昨日は,厳しいカナダとの野球の試合を見ていた。今日の中国戦は7回までに10点差のついたコールドゲームであった。こんな時間帯に競技をするのは,時差を考えたテレビのライブ中継の故なのだろうか。莫大な放映権料が支払われてオリンピック開催の経費にまかなわれている。こんなところに,オリンピックの商業主義の影響を受けているのではないだろうか。

開会式の中継で,CGが使われたり,口パクがあったり,マラソンでは5秒遅れで放映されるなど,そこにある現実と目で見る画面とが異なっている事実も明らかとなった。単に現実と異なる映像ということだけではなく,あるものを隠そうとした意図が見られるのである。舞台に演出は必要である。しかしニュース,ドキュメントに演出は不要である。しっかりと現実をみつめ,事実を認識した中で,一人一人が自分の意思に従って意見を述べる。これが民主主義の基本原則である。平和の祭典といいながら、表彰式に向かう中国の軍隊出身の選手は、軍隊式の敬礼であった。政治問題が覆い隠されたオリンピックであることを、今回ほど意識さされることはなかった。その意味で,今回の出来事は,極めて不愉快な気持ちを味わうことになった。

とはいいながら,4年間を北京オリンピックのためにすべてを費やし,厳しい練習と苦しさをたった数分間に凝縮した戦いを続け,多くの人に感銘を与え続けている各選手にエールを送りたい。

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