投資被害相談

2008年8月26日

ゼロ金利政策が続く。不景気である。物価があがり,給与は下がる。年金不安は消えない。こんな不安が,なんとか老後の資金を充実させたい思いにかられる。そんな時に,誰が考えてもうますぎる話がなぜか信じられてしまう。もう80歳になる女性である。電話でのうまい投資話にのり,電話だけで相当な金額を振り込み支払ってしまった。だんだん減っていく老後の資金に不安になっていたときの絶対儲かりますの言葉につい心が動いたのである。残された預金だけでなく,親戚からも借りてまで投資した。「これで,最後の仕上げのつもりでした」との思いであった。もちろんそんなうまい話があるわけでなく,詐欺ではないかと思える。交渉を開始したが,うまいこと,損害金が回収できるだろうか。

今日は,既に新聞報道がなされている民事再生法手続きにはいった会社の株主の相談があった。転換社債の発行に関して虚偽の報告をし,多額の新たな資金調達ができたかのような広報をして,会社業績の回復をアピールしながら実はそのような資金調達ができていなく,逆に損失を出していたという事案である。相談者は,その資金調達ができたとの記事を確認して,その会社の株式を購入した。ところが,資金調達の実情と損失発生の存在の訂正をその後に行い,同時に民事再生の申立をしたという内容である。こちらは投資家を騙した事件である。相談者は,腹が立つけれども,訴訟するほどの気持ちがないとなので,他の被害者の方の動向,行政の対応などの様子をしばらくみることにした。市場の透明性の確保は,資本主義経済の要のはずである。

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