省庁の情報提出に事前の自民党のチェック!

2008年10月7日

国会議員が省庁に資料要求をすると,提出するかいなかについて与党自民党の事前チェックを得なければならないことになっているようだ。今日の予算委員会でそのことが問題とされていた。お役所は,与党のからの要求に対しては,要求された資料は丁寧に届けに出向き,さらには詳細な説明までしている。ところが,野党議員からの要求に対しては冷ややかに対応しているということは常識である。今回明らかとなったのは,それどころか野党議員に提出する前に自民党で事前チェックをするということだ。麻生総理大臣も,それは当然であり,今後もそうすると言い切っていた。

こうした自民党の対応は議員内閣制の下では当然であるとの意見がだされていた。議院内閣制は,総理大臣は国会議員のなかから国会の指名によって内閣総理大臣が選任され,国務大臣の過半数は国会議員によって構成されることを指している。これを与党の政党が事前に野党の議員に提出する資料をチェックする権限など全く関係ない。長年の政権に就いていることから,内閣と,与党とは一体であって,与党の事前チェックは当然のことのように思っているのかも知れないが,まったく的はずれの議論である。やってはならないことをやっているとの認識がない。

きょうは,1件和解が成立した。損害賠請求事件であったが,その事件の背後には遺産分割の紛争が隠されていて,今後の事件の展開いかんによっては,泥沼の紛争に陥りかねない問題を抱えていた。事件の当初,当方から話し合いを呼びかけたが,徹底的に争うという対応だったので,終わりのない泥沼に陥るかも知れないことは,なかば覚悟していた。それが一転して和解成立となった。和解交渉となったので,本人がそれぞれ出頭していた。同席になることもあり,顔をみながら双方が感情が高ぶり,和解はご破算になりはしないだろうかとどきどきしながら,和解交渉が続いた。遺産分割問題を含めてすべて解決するという合意ができた。思いがけない,和解の成立であり,当事者にとってはもっとも喜ぶべき結果となった。

夜は、市民劇場で旺なつきらの出演による「宴会泥棒」を観た。いつも楽しませてくれるNLPの公演である。舞台をテレビでみても迫力がない。コンサートもレコードを聴くより生で聴く方が迫力がある。ここでもライブ感の違いが与える感動がある。

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