ホテルの高級バーで生まれる政策は,,,

2008年10月30日

一律定額減税の代わりに,各家庭に現金が交付されるとか。ほんとうに国民を馬鹿にしていないか?確かに,いくらかでも現金が手元にくるのは嬉しい。国が借金まみれだといいながら,一律に現金を給付するという。誰のお金を配るのか。やってもらいたいのは,働きたくても働けない,働いても十分な賃金がもらえない,いつ辞めさせられるかもしれない不安定な雇用形態のなかで生まれている貧困への対策である。きちんと年金の掛け金を払っていてさえ,老後が保障されない老後の不安を取り去ることである。安心して暮らせる社会を実現することである。選挙のために目の前にお金をぶらさげての人気とりなのだろうか。しょせん,金持ちが庶民をみさげた政策ではないだろうか。首相の動静欄をみていると確かによくあちこちの高級ホテルで食事をし,ホテルのバーで飲んでいるようである。そんな高級バーでののんきな話のなかで,この国の政策が決まっているのかと思うと腹立たしい。

死刑が連続で2件執行された。折しも国際人権規約の日本における実施状況について審査のための調査がなされたばかりである。近日中にその審査の結果が報告される。そして,この死刑執行増加の状況については厳しい批判の意見がだされることが予想されている。そんななかでの今回の急ぐような死刑執行である。国家による「殺人」であることには間違いない。死刑は神のみがなしうる裁きの世界に入り込むものだと思う。死刑の論議はもっと幅広くその是非について真剣な論議のなかでなされていかなければならない。

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