全国先物取引被害研究会

2008年11月1日

福井で開催されている第60回全国先物取引被害研究会に出席している。全国から約200名の参加である。明日の午前中までぎっしりの予定が詰まっている。パネルディスカッション、判決報告、学者の講演と夜は同じ目的で事件処理をしている仲間としての一体感のなか、懇親会が開催された。研究会ごとに判例集が出版され、今回は2巻の同時発刊である。研究会誌の出版も毎回なされる。充実した研究会である。画期的な大和都市管財事件で財産的被害に関して初めて国賠請求を勝ち取った弁護団の誇らしげな特別報告もあった。この研究会に6回以降参加している。いつも刺激を受けて帰ることができる研究会である。そして、弁護士になって、いろんな影響を受け続けてきた大勢の弁護士たちとあうことのできる会なのである。重い資料とともに重さでは測れない貴重な経験を持ちかえる。

逮捕、釈放、再逮捕と続いていた担当している刑事事件で、否認のまま、本日起訴されたとの連絡が事務所からあった。いまだに否認のままである。被告人の調書も事件の中核部分についての調書はほとんどない。自白を迫る調書には、いっさい署名を拒否してきたからだ。身柄拘束のままこれから法廷で争っていくことになる。現段階では、客観的な直接証拠がないままであり、被告人の自白に頼るしかない状況であり、いささか無理のある起訴ではないかと思う。

金曜の夜は楽しみにしているテレビ朝日の「探偵ナイトスクープ」(関西方面にしか受けない番組で、この時間帯の放映は、関西方面だけだと聞いている)は見ることはできない。北陸地方には、テレビ朝日系列ははいっていないそうだ。岡山では相当まえからキー局すべてがそろっていたが、そうでない地域がまだかなりあることを思い知らされている。

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