2008年11月11日

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ほんとうに秋が来るのだろうかと夏の暑さを耐えていた時期もあったが、今朝は少し冷え込んでいた。ダイナミックに自然は確実に移ろいでいく。濃い緑の葉で覆われていた自宅前の岡大筋の通りの銀杏並木もすっかりと黄色く色づき、落ち葉も目立ち始めた。今年は,色の鮮やかさは今ひとつか。

久しぶりにある市の議員さん二人が相談にきた。ひとりは,もう20年以上も前に都会から移って,有機農業を本業としている人である。かつて,核のゴミ問題で市民運動が立ち上がったときに,一緒に運動に加わったことがある人たちである。今回は,地元でおきている一般廃棄物処理場建設問題に関しての相談であった。9月には別のところの産廃処理場についての講演を頼まれた。今回も廃棄物処分場建設に関した講演の依頼である。

弁護士に何ができるわけではない。過去に関わった経験を話すだけである。そのことによって,少しでもこれからの廃棄物政策のことを考え,安全な生活環境を守ることのできる方向を見出すお手伝いができるならば,嬉しいことである。私にとっては,豊島のあの当時50万トンを越すと言われたゴミの山に立った足下の感触は忘れぬことのできないものであった。そして,吉永町の産廃処分場建設阻止の戦いは,住民運動の強さを実感させた。カナダ・ノバスコシア州ハリファックス市のゼロウエイスト政策に地球の未来を見ることができた。こんな経験を是非伝えたいと思っている。

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