このおぞましいエネルギーはどこから

2008年11月24日

元厚生相次官らの連続殺人事件の犯人が自首してきた。自ら犯人で間違いないことを証明するために住民票,凶器となったナイフ,現場での足跡の確認のための靴などを持っていたというから,冷静に事件を客観的にみつめている様子がわかる。動機が,30年以上も前のペットを保健所で処分したことにあるというから驚きだ。そのことのターゲットが厚生省という役所のトップに結びつくというのもおかしな連想である。そして,その思いが今回の連続殺人事件へと繋がっている。長い間,計算しながらの殺意に至るまでの深いそして大きなヤミのエネルギーはどのように形成され,蓄積されてきたのだろうか。そのエネルギーは2人の人を斬殺しただけでは納まらなかった。次の日も,執拗に厚生省の元幹部を狙っている。返り血を浴びながらも,ターゲットを探し続けた跡が伺われるとのことである。そのおぞましいエネルギーの大きさは想像を絶するものである。

昨日と今日は,半日ずつ事務所にでていき,火曜日には提出予定の準備書面の作成をしていた。5件の事件について作成する予定であったが,4件は終了することができたが,1件は残ってしまった。時間的には十分にこなせる余裕はあったのであるが,エネルギーが続かないのである。1件の準備書面を書き終えると,ほっとしてしまい,次の仕事に取りかかる緊張感とエネルギーが続かないのである。以前は,一挙に何件も集中してやりきることができていたが,いまはそうはいかなくなった。そんなこともあり,あの連続殺人事件の報道を聞いたときに,殺意をもつほどのことがあったとしても連続して2人を殺害し,その翌日にも執拗にターゲットを殺意をもって追っていくというすさまじいエネルギーは,いったい何なのだろうかとそのおぞましさを感じたのである。残った1件の仕事は,どうしても火曜日には提出しなければならない書面である。その仕事を最後に残して,明日中にはやりきるというエネルギーを持続させようとしたためである。

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