この古着の向こうにある生活

2008年12月3日

12月の所属している国際奉仕団体の恒例の行事の一つ,釜が崎へ送る衣類などの仕分け作業を手伝った。いったん集めた古着などを種類別に分けて荷造りをするのである。年末にメンバーがこうして整理された荷物を車で現地に運ぶのである。

今年は,景気がいちだんと冷え込んでいる。一番にその影響を受けるのは,釜が崎のようなところに住んでいる人たちである。荷物を整理しながら,その古着がどんな風に役立ってくれるだろうかと想像をすることになる。どんな生活をしているのだろうか。何を食べているのだろうか。そして,今年は暖冬であって欲しいと願う。クラブとして取り組んでいる岡山での路上生活者の様子も思い浮かべられる。いつも特定のメンバーしか分担できないが、カレー作りなどの担当が決まった。

ところで,路上生活者を最近では,ハウスレスと呼び,ホームレスとは呼ばないそうだ。ホームレスは暖かく迎えてくれる家族がいない場合にホームレスという。そうすると,家庭内別居であるとか,家族から疎外されている人であれば,やはりホームレスというとのことである。そのように考えれば最近は,ホームレスの数は急増しているのではないだろうか。何かと事件が発生すれば,確かにその背景にホームレスの実態が見えてくる。

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