津山支部への出張

2009年1月8日

午後からの家裁津山支部での事件のため10時40分ごろに事務所をでた。津山までは約60キロ,1時間40分をみておけばまず確実に到着できる。そのうえ,この時間にでられれば昼食にも普通に時間をかけることができる。きわどい時間に出発すれば,コンビニで買った助六すしをほおばりながら運転することもあるが,新人弁護士とともに同行したので,きちんとした食事時間をとることとした。

津山への道は峠を越え,旭川沿いに北上していく国道53号線である。途中に私の生まれ育ったところがある。小さい頃は1年に1,2度程度しか岡山にはでることはなく,岡山にでるのは大事件のことであった。ところがそこは今は岡山市である。そして現在住んでいる岡山市の中心部と信じている自宅と同じ北区に属するというのだからこの行政区域はどうなっているのかと思う。山間の農村部をかなり北上するところまで岡山市なのだ。これで本当に地域のためになる行政ができるのだろうか,単に広域にして岡山市の人口を増加させ,政令指定都市となって,周辺地域が切り捨てられていくだけなのかも知れないと思わされた。こうして北上しながら道路情報の気温の表示をみていると旧岡山市のはずれの温度と今の岡山市のはずれの温度には1度の違いがあり,さらにそこと津山とは1度の違いがたいていある。きょうは岡山市が7度であり,津山が4度であったので3度の違いがあった。

事件は,養育費,財産分与を求める審判事件であった。今日こそは解決するものと期待して3時間以上の時間をかけながら粘り強く協議を重ねたが合意にはいたらなかった。完全に決裂するのではなく,次につながる話となったのが救いではあった。
4時頃に終わって1時間30分をかけて事務所に帰った。この1件に成果のないままほぼ1日を費やした。それ以上に虚しいのは依頼者である。次回には是非とも解決に導きたい。

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