負からのスタート

2009年1月14日

新しい年を迎え,年始めの連休も終わり,これで文句なしの新年度のスタート。早速,審判事件に関する即時抗告の打ち合わせ,新件の相談日程の協議,数件の交渉相手への連絡,岡山地裁での弁論準備手続き,徳島地裁の電話による弁論準備手続きなど平常どおりの日程がこなされていく。処理していく1件,1件が時間のコマ毎に代わっていくが,この1件1件は依頼者にとっては,一生に一度のできごとであるかのように大切なことであり,大きな苦しみであったりしている。そのことを忘れないように対応していくことが大切である。新年こそは,宿題を残さないで,新しいことだけにして,心の重荷を軽くして出発したいと思っていたが,この連休に処理してみてもなお宿題が残っている。負からのスタートである。

新入会員のなかに,この年末年始を日比谷公園の「派遣村」でボランティアを体験してきた人がいた。弁護士会の新年会のなかで,そのことを話していた。この話を聞いて,私も司法試験に合格して司法修習生になるまでの数ヶ月間の間,「夜間中学」のお手伝いをした経験を思い出した。偶然に知り合った同期の合格者に誘われて行ったのであるが,とても良い経験をさせていただいたと思っている。なぜ義務教育である中学校が夜間なのだとそこからが疑問であったし,なぜ中学校なのに学齢期をとっくに過ぎた人たちが中学校に通っているのだろうと疑問であった。司法試験を合格した後のボランティアであったが,特に法律知識を使うわけでもなかった。いろんなことを考えさせられる体験であった。

今夜は,ワイズメンズクラブ(YMCAの活動を支援する国際奉仕クラブ)の新年例会であった。もちよった品物のオークション大会など楽しいひとときを過ごしたが,こんどの日曜日にはホームレス支援活動の日になっている。しばらくこの活動に顔をだしていないが,今度は是非参加してみたい。

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