1995年1月17日

2009年1月17日

明日は,阪神淡路大震災のあった14年目を迎える。

この日のことはよく覚えている。その日は火曜日であった。成人の日を夾んだ連休明けであり,連休のあいだ風邪で熱をだし寝込んでいたということがあったからだ。17日には山口地裁への出張が予定されていた。その日の昼頃まであんなにすごい被害が発生していたとは思いもよらなかった。昼のニュースをみて,新幹線の桁が倒れている映像が流れ,あちこちの住宅で火がでている様子でこれはただごとではないことを知らされた。その後,法律相談のボランティアで何回か神戸にでかけた。これは戦場かというような長田地区の火災跡,人々がたき火をかこみ炊き出しの援助を受けていた光景が忘れられない。

この年の3月20日には,霞ヶ関でオウム地下鉄サリン事件が発生した。震災で新幹線では上京できず,その当時は便数も少なかった空路ででかけ,その日,霞ヶ関の日弁連会館でカルトがらみの弁護団会議をしていた。空路ででかけたため,いつもは利用する地下鉄丸ノ内線を利用することはなかったが,霞ヶ関付近は異常な光景が繰り広げられていた。オウム真理教ともこれより6年ほど前に交渉したことがある。坂本弁護士がオウムによって殺害された3日前のことであった。

きょう,司法修習生といっしょに当番弁護士の接見をした。その時にオウム事件のことが話題となり,明日が阪神淡路大震災の日なのだと思いおこされた。この年,この日は,こうして忘れられない日としてついこの間のできごとのように思い出されるのである。

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