花粉症

2009年3月11日

今年は,昨年より花粉症の症状が厳しい。眼がかゆいし,涙目になるときがある。鼻が痛いほどにつきぬけ,鼻水がでてきたりときびしい。ほぼ同じ環境にいながら花粉症が出る人,出ない人があり,症状にも違いがあるし,その程度も異なる。今年の花粉症の症状がすべての人に重いのでもなかろう。妻も私とは異なった症状で花粉症に悩まされている。つまり,同じ社会に生きていても,個人の努力ではどうしようもない出来事に悩まされ,個人の資質でその影響の出方もことなってくるということと同じだと思う。花粉症を私個人のせいにされてもかなわない。個人的な頑張りがあったかどうかと問われても仕方がない。いろいろな人がいて,そのいろいろな人がその人の生活スタイルのなかで生きがいを感じることの社会にならなければならない。健康で,花粉症にかからない体力と資質もった人だけを中心とした社会だとすれば,きっと多くの人にとって厳しい社会となってしまうだろう。

今日は民事事件の尋問があった。打ち合わせでは,あれほどこの事件に巻き込まれたことについて相手の業者を非難していたのに尋問では,相手のことを非難せず,すべて自分の判断で対処したかのように証言した。客観的には,完全に業者側の思惑通りに処理されているにも拘わらずである。この人はそれなりに社会的地位のあった方である。人は,自分が愚かであったことを認めたくないという意思が働くのかもしれない。業者側の手口にのってしまっていた行動だったにも関わらず,自分の判断の結果ですと自分が騙されていたことを認めようとしない。裁判長からは「あなたは正直なかたですね」とまで言われる始末であった。それでいて,私と話すときは業者に対する怒りを訴えてくる。業者の客観的な手口の悪質性と本人の尋問結果のギャップを丁寧にきちんと整理しなければ,勝訴はおぼつかない。裁判長からは「次回は和解を勧告します」と言われている。

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