「投資なんかしなくていい」

2009年3月27日

今日の朝日新聞、視点に先物取引被害研究会の事務局長が標記の題で書いていた。昨夕からメーリングリストが賑やかで、研究会の多くのメンバーがすっきりとした論調に喝采をしている。中学生に経済教育の一環として投資の仕組みを教えようとする動きに、今の金融業界の現状からとんでもないことであると戦後の経済状況の分析と被害事実を指摘して、断じているのである。私もこの論調に全く同感である。中学生には愛と夢を学ばせればいいという表現はいかにも彼らしい表現であった。

麻生さんだって、「株屋はいかがわしくみられている」などといっていたではないか。投資の結果をみてもほんとうに成果があがっているのだろうか。退職金を投資信託に預けたが元本割れしたとか、株をしていても結局は損失で終わっているのが一般的ではないか。投資の舞台を利用しての詐欺事件は多い。また、法の網をくぐるような詐欺まがい事件もあとを絶たない。投資をしても成果があがらない。業者の手数料稼ぎの実態は当たり前にある。こんな状況で投資を教えるのは、投資をあたかもあるべき経済活動であると印象付けてこうした被害にあいやすい人を育てるだけである。

今日は夜に仙台に着いている。明日からの先物取引被害全国研究会に出席するためである。岩波新書「金融商品とどうつきあうか」の著者の新保恵志氏の講演から幕をあける。さて、先の「投資なんかしなくていい」との意見とどうかみあいながら議論がなされるか楽しみである。

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