魔の1週間

2009年4月24日

20日にパリから帰国した。24日は東京に出張である。日弁連の委員会に出席である。25日は,倉吉(鳥取)にでかける。車で行こうとおもっていたが,JRをつかってゆっくりとすることにした。26日,27日はゴミ弁連の総会に出席のために福島にでかける。相談を受けている2件の産廃処分場建設問題を抱えていて,最新の論議の状況は頭にいれておきたいと思い,遠くではあるがでかけることにした。これからくる連休にはたっぷりとその付けがくることは覚悟している。

医療観察法の付添人事件についてカンファレンスがあり,大きな動きがあった。本人の健康状態が思わしくないのである。もともと処分はしない方向で関係者の意見は一致をすると思われていた事件である。付添人としては,従来の期日設定にこだわらず,早期の審判をお願いした。付添人としてほとんど何もすることができないこの事件で,少しでも審理に影響があったと言えれることができればと思うが,当たり前の意見を当たり前に言っておくということだろうか。裁判官はこの制度が本人にもっとも相応しい医療を提供することが目的であることは理解されているが,他の人の意見には保安処分的な考えを色濃く持っていることが伺われる。特に検察官はその傾向が強く,今日の進行に関する意見についても部内で協議のうえ意見をだすとのことで即答ができないと言う状況である。検察官が検察庁として対応するために,法曹のなかでも独立して意見をだすことのできる裁判官,弁護士との職務のあり方の大きな違いである。

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