半分忘れ，半分覚えているような，つまりどうでもよくなってきた６０？回目の誕生日だった。昭和２２年５月２日生まれなので，日本国憲法施行の１日前に生まれた。憲法と同じ年齢である。憲法９条については６０パーセントを超える人が変える必要はないという意見だという世論調査の結果が報告されていた。中東，アフガン，パキスタンなど武力紛争のなか，子どもたちが戦争のなかで成長し，多くの命が奪われている現実があり，朝鮮半島の不穏な動きのあるなかで，日本の平和主義が光を放ち，その価値の重要性が少しづつ浸透しつつあると思いたい。そこにしか，人類の生き残る道はないと思う。アメリカでさえ，核兵器の減少を唱え始めている。明日は，憲法記念日である。これは忘れないでしっかりと心にとどめたい。
私の事務所は，法テラスと６つの弁護士事務所がはいっているビルである。日曜日や祝日であってもたいていいくつかの事務所は動いている。しかし，きょうは，私が事務所に出ていた間は，他の事務所はどこも開いてなかった。さすがにゴールデンウィークも後半の始まりということなのだろうか。事務所で机に向かえばやり残しの仕事が次々と頭に浮かんでくる。予定表をみると裁判所に連休明けに提出しますと約束している書面提出がいくつか記載されていることを確認した。パリへの旅行をして早めに連休の休みをとったのだから文句も言えない。今日は，紛争の現地に環境総合研究所の人に出向いてもらって，土壌汚染問題の立証方法等についてアドバイスをもらった。こうして，私の次の１年が始まった。