残された最後の宿題も

2009年5月7日

7日までにはメールで送る約束になっていたある機関誌からの依頼原稿は,なんとか仕上げて送付を完了した。1600字程度と指定されたもので,量的にはさほどのものではなく,しかも特別な課題を与えられたのではなく自分の考えを書けばいいというものであった。しかし,そうであれば余計何を書こうかと迷ってしまったのである。

5月は憲法記念日のある月である。今月号のテーマに関係するならば憲法問題は欠かせないテーマである。直面している憲法問題であれば,今は世界の平和に関すること,憲法9条との関わりに触れざるをえない。5月21日からいよいよ裁判員裁判が始まる。これも画期的な市民の司法参加の実現である。しかし,課題も多く,そのことの故に今回の司法改革そのものを否定し,裁判員制度の実施を中止せよとの司法界内部からの意見もでている。司法参加の制度としては完全なものではないが,大きな変革の力をもった制度であり,課題を克服しつつより良い制度へと発展していってほしいと願っている。司法改革もまだまだ発展途上なのだ。制度を批判するばかりでは,司法制度の変革に繋がらない。こうした問題意識をそのまま,まとめてみた。

こんなことをゆっくりと振り返ることができた連休でもあった。普段は,あわただしく時間が過ぎていき,たちどまって思考することができないが,こうした休みがあるのはありがたい。この連休は,こうしてどこにもでかけず,のんびりと過ごした。マスコミの政治部を担当している次女が政界も首相がプラハ,ベルリンへの旅行中で凪状態なのか休みをとって連休後半に帰ってきた。このことが唯一人並みの連休であったことを実感させられる。

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