映画を

2009年6月10日

いま,「天使と悪魔」を眠る前に少しづつ読んでいる。3巻あるうち第1巻の3分の2ぐらいまで読んだ。これは既に封切りされて1ヶ月ぐらい経過しているが、いま上映中である。ダンブラウン作の「ダヴィンチ・コード」を引き込まれるように読んで,映画を観たのちにパリの舞台となった場所にでかけてみた。歴史とフィクションとが織り混じって実在の場所が確認できるなど,興味をそそる。「天使と悪魔」も実在のスイスにあるセルン研究所,バチカンのコンクラーベなどが事件の背景にあって,ローマの現存する歴史的建物がその舞台となっている。いつかはこの映画をみてみたいと思いながら,夜の予定が続き,なかなか機会がなかった。きょうは,夕方から予定がはいってなく,突然にこの映画を観にいくことにした。

映画館にでかけると,たった5人でこの大作をみた。広い客席には我々を含めて5人だけであったのである。迫力ある音響を聴きながら,眠気も感じることなく大作を十分に楽しんだ。ただし,せっかく一部ではあるが原作を読んで臨んだのであるが,映画では読んだところまではほとんど省略されていた。映画の最初からもう読んでいない部分にとんでしまうのだ。やはり原作は原作として別の楽しみがあるようである。ローマの歴史的建物のなかで事件が繰り広げられていく。今度はローマに行ってみなければとの思いにかられるように教会,彫刻,絵画などがでてきていた。その歴史を背負っての物語であり,物語に重厚さが加わる。観客の少なさから映画産業の貧弱さを少し心配しながら,ダイナミックな映像と音響で十二分に映画を楽しんだ。ちなみに50歳以上なので1000円であったようだ。

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