講義

2009年7月1日

担当しているロースクールの「消費者法」講義もあと実質的には3講座を残すのみとなった。あとの3講座の内容は既に計画しているとおりに進める予定であるが,全体を通じてどのように消費者法を捉えてもらえているか,こちらに伝わってこないので,最終的にどのように組み立てようかと実はまだ決めきってはいない。1回づつテーマを持ちながらすすめてきたが,意図は受け止めてもらえているかどうか分からない。

内容は,私が大学で学んだ内容とは全く異なる。法学部ではなく,ロースクールなので実務との架け橋となる内容でなければならない。しかし,まだ司法試験を合格しているわけではないので,どの程度の基礎的な法知識があり,どの程度の実務に関しての興味をもっているのかそれもつかみにくい。しかし,合格して法律家として働くようになれば,社会的弱者としての消費者の視点にたって物事をみつめ,問題解決のために考えることのできる基礎を身につけてもらえたらと期待しながら講義をしてきた。

90分の講義である。しかし,これはいつも疲れる。終えて事務所に帰るとじっくりと取り組まなければならない仕事には手を付けたくなくなる。外は雨足が早くなってきていた。思い切って事務所を早めにきりあげて帰宅した。ゆっくりと風呂にはいり,のんびりとしている。

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