景気が悪いと,,,,,

2009年7月9日

景気が悪いと弁護士さんの仕事は忙しくなるのですかという質問を良く受ける。景気の動向と弁護士の収入とはやはり相関関係があるのだろうかということが本当は聞きたいらしい。

直感的に言えば,動く金額はやはり好況の時の方が大きいと言える。いつもばたばたと目の前の仕事を処理していると,現実の問題としてそれがどのように収入に結びついているかどうかは良くは分からない。しかし,好況,不況に関わらず弁護士の仕事のしさはあまり変わらないように思う。その時々の扱う事件の態様に変化はある。ここ数年破産事件が増加して消費者金融相手の過払い訴訟が目立っていたが,これも落ち着きを見せ始めたと言っていい。一方,離婚などの家族関係の相談が増加してきていると思われる。また,ここのところ労働相談を受ける機会が多くなった。訴訟もしているし,個別の相談も多い。明らかに不当と思われる解雇事件について飛び込みで相談を受けた。実はこの種の相談は,弁護士側の労力としても,また問題の深刻度においても負担が大きいのであるが,それだけにその人にとっては人生の一大事を抱えているので相談を受けた以上断れなく,つい相談にのってしまうことになる。こうして今日も1件の解雇事件について飛び込みの相談を受けた。この種の相談が増えたというのが最近の傾向かもしれない。

こうして,好不況に関わらず,相談の種類は変わっても仕事はそれなりにあるものだ。このことは,事務所がその時々の社会のニーズに適格に応えていることを意味していると,なんとなく納得している。

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