いつまでたっても緊張

2009年7月12日

昨日は、弁護士会の法律担当であった。クレサラ相談ではなく、一般の相談であったが、1件については、相談者の相手方から既に相談を受けている事案であったので、その事案に限ってクラサラ担当者と相談を交替した。その関係でクレサラ相談を1件と一般民事事件であったがそれらの事件はすべて交通事故相談であった。この相談を終えてすぐに倉敷に車ででかけた。4時55分から刑事の判決言い渡しがあったからだ。受けた1件のクレサラ事件は、消費者金融から担保設定していた自宅の不動産競売の通知を受けたという深刻な事例であった。やれやれ、、、、。

この刑事事件は、当番弁護士で出動し、被疑者弁護援助事件として被疑者段階から弁護人に選任され、公判は国選弁護事件として担当した事件である。私撰事件に比べれば、国選事件は判決結果に対する緊張感が幾分異なる。依頼者との信頼関係に差があるからだ。しかし、この事件は、被疑者段階からずっと継続してついていたものであるし、親族の方とも何度も打ち合わせを繰り返していた。その人たちの事件に対する思いも強いことは良く理解できていた。その意味では、今日の結果は強い緊張感のなかで聴くことになった。事案から言えば執行猶予が付されて当然であった。まず実刑になることはないと確信していた。そのことは親族の人には伝えていた。被告人に対しては、実刑もやむをえないことだと厳しく言い含めていた。しかし、判決を聴くまではどきどきしながら聴いた。「この判決確定の日から、、、、、」という裁判官の言葉を聞いてやっと安堵した。執行猶予間違いないと思いながらも、やはり判決はいつまでたっても緊張するものだ。結果は、「懲役2年、執行猶予3年」であった。この事件が終わって、高速道路をつかって岡山に帰り、6時からの医療ADR関連の研修(医療タームの基礎知識)に出席し、かつ懇親会にまでつきあった。これが結構疲れる年代となった。

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