政権交代

2009年7月27日

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民主党岡田幹事長の国会報告会があり出席した。実質は1区の高井候補者の決起集会のようなものだ。しかし,報道陣の数は多い。今までの選挙では考えられないことである。自民は3代続く世襲議員である。確固たる地盤を持っている。多くの人が世代を変わってもいままで同じ姓を投票用紙に書き続けてきていたわけだ。しかし,今回その基盤を揺るがす状況が生まれつつある。選挙への関心の強さが維持され,大変な失言などがなければ,高井候補が小選挙区で勝ち抜くことができる状況が生まれつつあることを実感させられる。

「高齢者は働くことしか能がない」との趣旨の失言がまたまた麻生総理からあったようだ。早速,訂正がはいったようだが,失言ではなく,彼の本質をついた言葉なのであろう。この人の言葉は軽い。本質的なことが見抜けていない。べらんめえ口調は,国民を見下しているように聞こえる。働く意義を感じながら働きたい人がいれば,それが可能となる社会を政治は作らなければならない。そろそろゆっくりと自分の時間をもちたいたいという大方の高齢者の方には安心して暮らせる社会を実現しなければならない。遊びを覚えることなく懸命に生きてきた多くの人たちに対する思いやりを全く欠いている。時の政権にあるトップの人からこのような言葉は聞きたくもない言葉であった。細田幹事長は,国民の程度がしれているかのような発言もあった。どんな思いで政権にある自民党の今のことを見つめているのかも知るよしもないようだ。少なくとも自民党を支持してきた人たちは多数派である。その人たちがこれからどうなっていくのだろうか,やはり政権交代は一度はやってみたらとの思いが自民党の運営に関心を強くしているのではないか。本当に気の毒だが空気の読めない,政権末期症状を示している。

明日は,民主党のマニフェストが公表されるようだ。自民党はしっかりとこの4年間の総括をして欲しい。その評価と民主党のマニフェストが対照されて評価されるべきであろう。現実路線の民主党の転換だといわれている。しかし,それは政権交代の現実性が確信され始めたことであろう。8月30日の政権交代を楽しみにしている。きょう前に録画していたプラハ城千年の歴史を巡る番組(NHKハイビジョン)をみた。ビロード革命に至るまでのプラハの歴史が語られていた。民衆の力で独立と民主主義を勝ち取った歴史がプラハ城の歴史とともに紹介されていた。こうした,戦いのなかでの自由を実現した民衆の力はすごい。日本での新しい政治の実現に,こんな人々のエネルギーはでてこないものだろうか。それにしてもオバマさんは,バーツラフ広場を選んであの演説をするとは,計算づくだったのでしょうね。

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