こんな日もある

2006年6月1日

ときどき、依頼者の方と裁判所にでかけると裁判は毎日あるのですかときかれることがある。依頼者の方にとってみれば、一生に一度あるかないかの経験をしているとの思いがあり、そのような事件が毎日、裁判所のいくつもの法廷で同時に繰り広げられている光景は驚きのようである。また、私自身が裁判所に日に何度も受任している事件の審理のためにいき、数十件の訴訟事件を抱えて処理していることに驚かれる。記録を開けば、その人の顔、事件の内容が頭の中に甦る。おそらくお医者さんもカルテをみれば、すぐさまその人の状況が思い浮かばれてきているに違いない。rnrnところが、今日は一度も裁判所に出かける予定ははいっていないかった。こんな日もあるのだ。明日は仙台に出張で、事務の方が気を利かせてくれていて、今日中の移動がありうるとの判断で予定を空けるようにしてくれていたからだ。朝から服装もカジュアルなものですませ、ネクタイは先日、日弁連の定期総会の時に販売されていた憲法前文の英文をデザインしたものを着用して事務所で執務した。なんとなく開放された気分で仕事をした。とはいうものの予定されていた相談は自己破産宣告、債務整理、会社のリストラ対策などであり、重い内容であった。その後いくつかの未処理事案を片付けたが、さらにいくつかの早急に処理する予定にしていた案件がてにつかない状況のままとなった。この日曜日には是非とも仕事に追いつきたいと思っている。明日は一番の飛行機で東京にいき、新幹線に乗り換えて仙台の予定である。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Links

Calendar

  • 2024年3月
    « 5月    
     123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    25262728293031