トラスト ミー

2011年8月12日

BS放送で、「インフォーマント!」を観た。FBIに会社内部の違法行為を告発する内部告発者の話である。そんなにシリアスな展開ではない。少々コミカルに描かれていた。正義の味方内部告発者かと思えばその裏には巧妙に私利私欲が隠されている。それがばれるとつぎにまたそのことを詫び、トラストミーと真実を話したように見せる。有罪の判決をえて、服役して、外にでてからも同じようなことが続く。いつもトラストミーである。長いエンドロールのあいだこのテーマソングともいうべき音楽が流れるが「トラストミー」という言葉が何度も繰り返されできていた。

このトラストミーを聞いていて、鳩山元首相が普天間の問題を解決するために米軍側の担当者にトラストミーと言ったとか言わないとかが問題となっていたことが思い出された。トラストミーは重要な意味を持つが実は無責任な人が使う軽い響きしかなかったのではないかとこの映画を見て思った。茶化されても仕方のない使われ方だったのではないか。重い意味を持つ言葉ではあるが実は軽い響きのあるもの、そんな文化の背景があるのかもしれない。そうだとすればずいぶんと軽い言葉を鳩山さんははいたことになる。現実、その言葉は軽かった。

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