遊行賞の受賞作品朗読、
藤原龍一郎さんの作品で一カ所、
渡辺隆夫さんの作品で一カ所、
漢字を読み間違えるという大失態を演じました。
まさにアイム総理★
で、済まされる問題ではありません。
深くお詫び申し上げます。 m(. .)m
いま岡山に帰ってきたばかりです。
大阪楽しかったなぁ。
花森さん、関係者の皆さん、
ありがとうございました。
文中に一カ所重大な間違いを発見したので訂正しました。
もうなんか脳みそ半分くらい死んでるんじゃないでしょうか……。
第2回遊行賞授与式に遊びに行くので。
第2回遊行賞授与式
11月22日(土)13時〜17時
@たかつガーデン(大阪市営地下鉄谷町九丁目下車)
【受賞者】
短歌部門 藤原 龍一郎氏
俳句部門 五十嵐 秀彦氏
川柳部門 渡辺 隆夫氏
・吉本直紀氏監督作品「吸血」上映
・受賞作品朗読(石原ユキオ)
・ランダム・トーク・セッション「短詩形文学の明日を探る」
会費3千円 懇親会6千円
気になる方は石原携帯電話もしくはコメント欄へ。
草迷宮 Le Labyrinth D’Herbes
NPO法人アートファーム主催の「草迷宮」を観に行ってきました。
面白かったです。
面白すぎてうまく言葉にならんので箇条書きです。
「わけがわからない」と「面白い」が両立してる。最初観客置いてけぼりで大暴走すると見せかけて、いつの間にか観てる側が作品の流れの中に放り込まれてる。
帝国のマーチで大騒ぎするところで、「かもめ」とか「マサイ」とか芸が細かい。
心中の二人を「木」が振り払う。
よくあれだけ舌を噛みそうな七五調の台詞を早口で。
ってか、生演奏ですか!
結界や紐をパントマイムで表すところとか歌とか、ものすごい技術が必要なことをきっちりやってる。
段差に躓いたのに台詞飛ばさずに持ち直したあやめ(荻田真子さん)に役者根性を見た。
火売りの少女、衣装も含めて萌え。(燃え?)
約二ヶ月という短期間で恐ろしいまでの完成度。角ひろみさんが般若の様な形相で演出してる様子を想像してしまった。
アフタートークは、大森さんの質問が漠然としすぎてて、もっと具体的な訊き方の方が掘り下げられて面白かったんじゃないかと思います。(何様)
実は、この芝居、役者で参加しませんかっていうお誘いもいただいてたんですが……、
やっぱりね、実際に完成した舞台を見て、私に演劇は無理だって悟ったよ。
腹が決まったって感じです。
世間っていう鍋で煮えくり返ってるはらわたそれがあたしなんだよ
イライラするので短歌っぽくイラついてみました。
短歌好きっていう若い子は大抵、穂村弘か枡野浩一が好きだけど、(私も大好きだけど)荻原裕幸もものすごく良いってことを声を大にして言いたい。
妹とか彼女とか奥さんとかが登場する歌が特にいい。
若いときのはソフトに鬼畜っぽいし、最近の尻に敷かれ感の出てるやつもたまらん。
鬼畜時代があってこそ愛妻家っぷりに萌えるというか、嫉妬に悶えずにはいられないというか。
敢えて荻原さんと作中人物(語り手)を混同して読んでます。
萌えたいので、敢えて……!!!
あ、ちょっとイライラが落ち着いてきました。
風呂入って、依頼されてから年単位で描いてなかった友人の似顔絵でも描いて寝るか。
EGO-WRAPPIN’かかると思わなかった。
DJ医者ことMAYAYUKIさんのパーティに行ってきました。
MASAYUKIさんがめっちゃ社交的な人であることを初めて知りました。
VJ(ヴィジュアル・ジョッキー)をちょっとやらせてもらった……けどVJって意外と音楽的センスがないと無理ね!!
かっちり音ハメして映像変えていくのができない。
ぽんぽんスクラッチしてたらそっちが一生懸命で次の映像が選べない。
ここ数日間、motion dive入れるつもりで高いほうのmac買おうかと考えてたんですが、やっぱり私にmotion diveは必要ないな! あは!
ところでFlashの作り方はなんとなくわかりました。
リズム感に加えて数学的センスがあったら上手に作れるんだろうなと思いました。
秋っぽいかんじで
桜子さんの妹のnちゃんと、nちゃんがお世話になってる吉田真先生と、悠詩にいさんと私のだいたい5人くらいで倉敷アートバザールに出店しました〜。
人数が合わないのは「吉田真」先生が2人ユニット(ときどき3人?)だからです。
アートバザールは芸文館前の広場。芸文館の中ではまた別のイベントをいろいろやってたりして、英語俳句を作るワークショップがあったので参加してみました。
手順としては、まず日本語で俳句を作り、それを英語に訳します。
私は完成品の日本語俳句を持って行って、英語俳句の先生と一緒に英語に直したのですが、
日本語の段階で「と」をつかうか切れ字の「や」を使うかで一触即発でした。
英語にするんなら元の句いじらんでもええじゃろ?!
っていうかそんなん訳し分けれんじゃろ?!
(と思ったら後で英語と日本語を並べて書いて展示したので、日本語部分の添削も無意味ではなかったと判明。結局直さなかったけどな!)
英語俳句は「5音節/7音節/5音節」で三行分かち書きするのが普通みたいです。
日本語の5・7・5音になっている俳句を英語の5・7・5音に翻訳しようとすると、日本語で省略している部分を補ってみもふたもないことを言う感じになってしまう……。
音数は必ずしも合わせなくていいのだと先生もおっしゃっていました。
まあ、ある言語から別の言語に訳すんだから、音数を合わせたら意味が合わなくなるし、意味に合わせたら音数が合わなくなるのが普通だよね。
英語俳句の楽しみは日本語と英語の意味と音数を究極まで合わせることなのかも。
逆に同じ発想から生まれた日英二句の趣の違いを楽しむんだろうか。
自由律俳句を自由律らしく訳したいのにどうしても5音節7音節5音節にきっちりおさまってしまう! みたいな葛藤もあったりして。
ちなみに、できた俳句は画家さんのイラスト入りで展示してもらいました。
そして参加賞にコシヒカリ一食分をいただきました。
あ。
念のため言っときますが、ほんと悪意はないんですよ!!
ちょっと違う傾向の作句法に触れて勉強しようと思っただけで!!(←普段の言動からいくと信憑性0だな……。)
「花と姫君と悪魔のヴィヴィアン」
私の敬愛して止まない友人、月崗ヤスコ女史の受賞後第一作、「花と姫君と悪魔のヴィヴィアン」がLaLaDX11月号(白泉社)に掲載されています。
森の奥に棲む悪魔ヴィヴィアンは、その長い髪に魔力の全てを宿しています。
ある日、南の城の第三王女がヴィヴィアンの森にやってきます。
王女様はなんと、悪魔のヴィヴィアンの「お友達になりに行くの」と言うのです……。
髪に魔力を宿しているというアイデアは「サムソンとデリラ」、少女が自分の持ち物を分け与えていく様子はグリム童話「星の金貨」を思わせます。
途中で登場する悪いお妃様の造形も極めて童話的。
しかしながら、古い物語の単純な翻案ではなく、聖書のエピソードや童話の要素でストーリーの大枠を構築しながらも、現代的な閉塞感・孤立感・居場所のなさが描かれているように思います。(ヴィヴィアン、ひきこもり気味だしw)
デビュー作も、デビュー前に描かれていたものもそうですが、衣装がとにかく可愛い。
小さな女の子が本当に愛らしい。(次は小憎らしい腹黒少女キャラも是非!)
あと、細かいところで気に入ったところをあげるならば、「禁断の崖に咲く花」がとても地味な単色のパンジーみたいな姿に描かれているところがとてもよかったです。
これが薔薇や百合みたいな派手な花では陳腐だと思う。
崖に咲く花って温室に咲く花とは違うもの。
月崗先生、これからも応援してます★
アウェーの練習試合
バックストロークの略称がBSだと気付くまで、衛星中継される川柳の集まりがあるのかと考えていました。春にあった大会の会場に入った時点でちゃんとBS=バックストロークだと気付いた私は偉いと思います。今回は早かった。中原道夫は現代詩も俳句も書ける超人だと年単位で信じてたけど、今回は気付くの早かったよ石原さん!!
その、川柳BS(バックストローク)の、句会に行ってきました。
はい。
わたくし、俳人ですが、何か?
温かく迎え入れてくれた石部さん、誘ってくれたちかるさん、ありがとうございます。
石部さんの
「(抜けるか抜けないかだけを気にして)ゲームのようになった川柳を、文芸の方に取り戻したい」
「悪口(=厳しい批評)に慣れないかんです」
といった言葉が印象的でした。
気付いたこと、考えたことメモ。
・川柳では、互選の句会は少ないらしい。
・川柳は意地悪な読み方をするもの、という偏見があったけど、できるだけプラスの意味を読み取ろうとする、幸せなストーリーを読み取ろうとする人もいる。(私は不幸なお話が好きなので川柳も俳句もそのように読みます。)
・「たぬき」=「オヤジ」みたいなきまりごとが、川柳にはできてしまっているらしい。そこに頼らずに書く、という立場。
・現代川柳を書く人って、見た目はあんな普通の人たちばかり(1〜2割の確率で例外あり)なのに、しゃべっても普通の親切な人たちなのに、どうしてあんなシュルレアリスティックな情景を作ってしまえるんだろう。
・川柳の作り方として、(1)言葉を組み合わせる→(2)情景を想像して品質チェック→(3)言葉を整理→(4)完成という工程を勝手に想像しておりました。
これ、違うかも。
情景を想像して、という発想がそもそも俳句に毒されてるのかも、私。
神よ神よ
訳あって、エロイことをできるだけたくさん考えて過ごそうと心掛けているのですがなかなかうまくいきません。私って淡白なのかもね。
「Lの世界」をDVDで、シーズン1の5本目まで見ました。
CACで展示するイザベラ某の映像作品という設定の映像がすげーかっこいいです。
キリストと使徒を思わせる扮装の男たちの前に女がやってきて、この先は保守的な俳人の方にも安心してお楽しみいただける優良俳句ブログとして記述を差し控えますが(嘘です。めんどくさいから書かないだけです。DVDで見てね)、女性の真剣な、というかギリギリの、切羽詰まった、本気の、すごい顔が、もう、最高です。
キリスト風の男性がガクンとなるところにユーモアがあります。
その続きもまたリアルで良いです。
象徴的に描いているんだけど、ものすごく思い当たることがある。
性行為や、ジェンダーのことのみならず、もっと広い範囲で、ああ、こういうことってあるよなあと。
そういえばこういう「あるある」みたいなのって川柳的な気がする。
現代川柳って、これでもかっちゅうほどシュルレアリスティックで全く意味が理解できないものより、これでもかっちゅうほどシュルレアリスティックな割には妙に現実に思い当たることがある、みたいな作品の方が高い評価を得ている気がします。
週俳8月の俳句をもっと読む
週刊俳句の「週俳8月の俳句を読む」書かせていただいてます。ちぇけらっちょう。
あべかんさんのことをいっぱい書いて嵩張ったからそれ以外をこっちに書きますね。(石原さんはおくゆかしいね!)
▼ 西川火尖「敗色豊か」
ここでいう「敗色」というのは、勝ち組負け組を考えたときの「敗色」なのでしょう。
火尖さんのブログ読んだりして、先入観を持ってるからかもしれないけれど、やはり主人公は営業かなにかやってる若いサラリーマン、明らかに過労、みたいな印象。
まだ負け組に決まったわけではない。しかし勝てる見込みは皆無に等しい。
百日紅やはり稼がねばと思ふ
「やはり稼がねば」っていう言葉がおそろしくリアルです。
「やはり」ってとこが。
見るともなく百日紅の方に向けた目が充血して涙目。
ところで「蟹工船」が売れているそうですが、このブームに乗っかって新俳句人連盟の入会者が増えたりしたら面白いと思います。
来るべきブームに先駆けて、私は今年度から「道標」会員です。どうだ、おしゃれだろう!!
▼ 中原寛也「あなた」
早口に麦茶を飲むか問はれをり
「麦茶飲むっ?」って、平岩紙さんの声で再生されます。何故だ。
水虫の薬みんなに塗つてをり
水虫の専門医というわけではないように思います。
おそらく、みんなに薬を塗っている人自身が水虫を患っておられるのでしょう。
そして、薬を塗られている人たちは水虫ではないはずだ。
塗られたら水虫をうつされそうです。おそろしい。
▼ 小林鮎美「帰省」
ガレージの前は花火をするところ
うちも!!!
▼ 関悦史「皮膜」
ボンデージのなかにみつちりあきのくれ
どう受け止めていいのか悩んでS田K弥さんに話したら、「まさしく熟女だね!」と断言されました。
「みつちり」も「あきのくれ」なところも熟女なんだそうです。
エロイエロイレマサバクタニと冷蔵庫に書かれ
きのこ雲の切身と鯖を買つて帰る
白蝶やポットより垂れ歩みさる
といった句を、ホラーとして読んでいたのですが、そう言われてみれば
「エロイエロイ」は「エロいエロい」なのかもしれず、
「冷蔵庫」や「鯖を買つて帰る」は人妻を表しているのかもしれず、
「きのこ雲」はそそり立つ男根またはそこから噴き上げる精液なのかもしれず、
「ポットより垂れ」る「白蝶」は精液の最後のひとしずくなのかもしれず、
もう、全体的に「エロ」く読んじゃえばいいのかもね!
佐保姫のふとももわれの頭をはさみ
擬人化した春、佐保姫タソにはげしく萌えてるんですねー。
秋が来たら竜田姫にはさまれてまた萌えるのでしょう。
これを超強引に、春の女神様がきまぐれに、少女の桃割れの頭を挟んでるっていうふうに読むのは反則ですか?
(最近『Lの世界』にハマってます)
▼ 田口武「雑草」
竹婦人誰にも見られてはゐない
竹婦人についてはきっこのブログに詳しいです。
布団の間に、お尻部分までついてるちょっと高級なホールがちら見えしているところを想像しました。
すいません。エロい想像をする癖が抜けません。っていうかそういうとこ狙ってますよね!?