アウェーの練習試合

バックストロークの略称がBSだと気付くまで、衛星中継される川柳の集まりがあるのかと考えていました。春にあった大会の会場に入った時点でちゃんとBS=バックストロークだと気付いた私は偉いと思います。今回は早かった。中原道夫は現代詩も俳句も書ける超人だと年単位で信じてたけど、今回は気付くの早かったよ石原さん!!
 
その、川柳BS(バックストローク)の、句会に行ってきました。
 
はい。
わたくし、俳人ですが、何か?
 
温かく迎え入れてくれた石部さん、誘ってくれたちかるさん、ありがとうございます。
石部さんの
「(抜けるか抜けないかだけを気にして)ゲームのようになった川柳を、文芸の方に取り戻したい」
「悪口(=厳しい批評)に慣れないかんです」
といった言葉が印象的でした。
 
気付いたこと、考えたことメモ。
 
・川柳では、互選の句会は少ないらしい。
・川柳は意地悪な読み方をするもの、という偏見があったけど、できるだけプラスの意味を読み取ろうとする、幸せなストーリーを読み取ろうとする人もいる。(私は不幸なお話が好きなので川柳も俳句もそのように読みます。)
・「たぬき」=「オヤジ」みたいなきまりごとが、川柳にはできてしまっているらしい。そこに頼らずに書く、という立場。
・現代川柳を書く人って、見た目はあんな普通の人たちばかり(1〜2割の確率で例外あり)なのに、しゃべっても普通の親切な人たちなのに、どうしてあんなシュルレアリスティックな情景を作ってしまえるんだろう。
・川柳の作り方として、(1)言葉を組み合わせる→(2)情景を想像して品質チェック→(3)言葉を整理→(4)完成という工程を勝手に想像しておりました。
これ、違うかも。
情景を想像して、という発想がそもそも俳句に毒されてるのかも、私。

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