“コトバラジオ” ゲスト出演 その2

コトバラジオ収録の模様、前回の続きデス☆

(左)いよいよスタジオの中へ。ディレクターさんがマイクの位置を調整してくれてます。ユキオさんったらマイクのしなり具合が気に入ったらしく、大いに笑っております。
(右)パーソナリティ加藤昌美ちゃんと。二人とも乙女ポーズ。

(左)俳句について語っています。
(右)スギさんが良い声すぎて目がとろんとしているユキオさん。

(左)ディレクターさん「あー。あいつら勝手に俳句コーナー作ろうって言ってますよ」Iぐちさん「ゲストコーナーまるまるカットだね」(←嘘。)
(右)収録終了。緊張がとけて放心状態です。この番組が長寿番組になって二回目三回目の出演があることを祈っているのかもしれません。

協力:D-media Creations [1]

[1] http://d-mc.jp/main/

“コトバラジオ” ゲスト出演 その1

Radio MOMOの新番組、スギアキオさんの「コトバラジオ」。
記念すべき第一回にゲスト出演させていただきました!!

(左)手前が山陽新聞のFじおかさん。奥がRadio MOMOのIぐちさん。Fじおかさんは文学がらみのイベントに行けば必ず会える熱血記者さんです。(でも見た目はクールです。おしゃれです。腐女子用語で言うところの『良い眼鏡』です。)Iぐちさんには以前俳人直筆の短冊を見せていただいたことがあります。
(右)この番組のパーソナリティ、詩人のスギアキオさんと打ち合わせしてます。スーツ姿がたまらん。

(左)緊張で顔がこわばってます。「スギさんもマチャミんも声シブめだし、あたしはアゲアゲで行ったほうがいいよね??」手に持っているのは進行表と愛用の歳時記。エルネスト・ゲバラのステッカーが貼ってあります。
(右)ディレクターさんの華麗なるキュー出し。ディレクターさん若いです。スーツだらけじゃ。やほーい。

協力:D-media Creations [1]

[1] http://d-mc.jp/main/

ファミレス句会のご案内

ファミリーレストランで、肩の凝らない俳句会をやってみよう。

とき 2007年4月21日(土)18:00から二時間程度(途中退出可)
ところ ロイヤルホスト学南店(岡山県岡山市学南町1−6−6)
会費 0円(ドリンク代は各自負担。)
参加資格 精神年齢が若い方。無季自由律歓迎。初心者大歓迎。
もってくるもの 筆記用具

句会のおおまかな流れ
1)その場で出されるお題(※)を詠み込んだ俳句を作る。
2)紙に書いて提出。(作者名は書かない)
3)提出された句を一枚の紙に書き写し、回し読み。(各自メモをとる)
4)自分の気に入った句に点を入れる
5)高点句から合評。一通り評を聞いた後に作者が名乗る。

※ お題はくじ引きで勝った人が決める事とします。

参加ご希望の方はご連絡ください。
飛び入り参加もたぶん可能ですが、急な変更があるかもしれません。

去年今年

ピアス穴に通すえんぴつ去年今年
門松に祖父の植わっておりにけり
探偵は白紙の賀状握りしめ
雑煮餅世間知らずでござんすよ
この町は海市に合併するんだとか
春らんまん桃色うんこのモーツアルト
母の日に母が着たがるメイド服
次の世も主婦で結構罌粟の花
木曜はゆる巻きにするかたつむり
五月闇彼氏を充電器に戻す
姉の背にほくろ数える午睡かな
ママ僕の右手で蝉が羽化してる
タバスコの瓶振り切って残暑かな
宦官は弁髪ほどく夏の月
銀河系ぎゅんぎゅん回るかき氷
ヒーローの目は穴だらけ夜店の灯
盆提灯何から話しましょうにい
知らん子が浴衣の裾へさばっとん
十六夜を板金塗装しています
背中にはケロイド一面の鰯雲
なめ茸は意外とはやく歩きます
秋の夜を順番待ちの羊かな
いっせいに墓が振り向き曼珠沙華
抱きしめた彼女は菊人形だった
冷まじや首を引き抜かれしペコちゃん
忍び寄り首にぶすりと赤い羽根
この海鼠さっさと腸を吐きなさい
母さんとニートの僕と根深汁
靴下に幼女を詰めている聖夜
このわき毛フェイクファーです触ります

黒鳥 冬季号(平成19年1月1日発行)掲載

BoB vol.1

文学系ギャルサークルブラック乙女部の作品集「BoB」の第一号です。
俳句同人誌「黒鳥」でも微妙に紹介されてます。

■収録作品
・「鵺と夜鷹」護王芳
・「音木箱」桜子
・「黒猫亭事件」バーバラ
・「黒飴-6-」「黒乙女的俳句講座」石原ユキオ

■価格
100円

■販売方法
朗読会・句会で手渡し販売

■お問合せ
ishiharayukio@gmail.com

らんまん句会1月

2007年初★句会でございます!!
今回は井上空龍さん(僧侶、書道家、絵手紙作家)が来てくださいました。
作品なし、選のみの参加でしたが、井上さんのチョイス&批評は面白かった!
特に、「墨が斜めに減るのは正しくない使い方」なんていうトリビアにびっくりです。
声が超っ! 超っ! かっこいいYO!!(ルックスもシブいよ)
次はぜひ俳句持ってきてくださいね♪

あれれなんだか今日のユキオは高校生みたいなノリですね。
昨日BoBvol.2に寄稿してくれるさほこちゃん(高校3年生)とお話したからでしょうか。

昨日はドキュメンタリー映画「六ヶ所村ラプソディー」の岡山上映会 [1]でした。
私は当日スタッフだったので(前日もスタッフ証のデザインとか手伝ってたけど)グッズ販売の店番してました。
なんとなんと三上史郎先生が来てくださいました。
「地球のためにできること」コーナーにメッセージもいただきました。
チューリップ型のメッセージカードに一人一人の思いを書いていただくコーナーなんですが、史郎先生は俳句で書いてくださったんですよ〜。

俳人だから俳句で書くっていうのがかっこよくて憧れます。
私もイラストの展覧会でギャラリーのスタッフさんに「俳句で感想を!」って言われて書いてみたことあるんですけど、先生みたいにものすっごい瞬発力でガシッととらえてサラッと書くっつうのがなかなかできなくて二十分ぐらい悩んだ挙句下手なのを書いて帰りました。
下手なりにあのときの句は気に入ってるんだけどはづかしぃのでここには書きません。

ところで初句会のお話なんでしたそういえば。
句会の後である人に「ユキオさんは黛まどかみたいにはなれないと思いますがどう思われますか」って言われました。

なる気ないってば。
カリスマにも、ジャンル内のベストセラー作家にも、結社の主宰にも。

あたしは俳句が大好きだから。
一井暁子が岡山県が大好き [2]なのと同じぐらい大好きだから。(←他県の方わかりにくくてごめんなさい)
あたしはただ、いま面白いと思えることを積み重ねていくだけ。

句会に出るのもそう。
俳句朗読もそう。(3月も大朗読出るよ。)
らんまん句会の句会報作るのもそう。(ってか今回は相当自信作です。)
1月28日にカフェなか町でやる「ユキオたんと俳句をよむ会」 [3]もそう。(5人ぐらいの方にご予約いただいてるみたい。ありがとうございます!! 資料用意してます!!)

売れるとか売れないとか有名になるとかならないとか、そういうことじゃないだろうって思うよ。
楽しいことがしたい。
そんだけ。
なに眉間に皺よせてんの?
俳句ってポップでイージーでハッピーじゃん?
いろんな人とコラボしたい。
待ってて、みんな!!

[1] http://d-mc.ne.jp/blog/rro/
[2] http://ichii-akiko.net/
[3] http://www.d-mc.ne.jp/blog/575/?page_id=7

フリーペーパーapt

フリーペーパーapt issue 026に俳句を掲載していただきました。
今回のテーマは「魂」です。
岡山にお住まいの方は是非、カフェや雑貨屋さんでゲットしてください。

詩を書いていた頃からアプトに参加したいなぁと思い続けていたので、そりゃーもー嬉しいです。
(私の詩は長すぎて載せらんないだろうなぁと思って応募を躊躇してたんです)
ただ、俳句を俳誌以外の紙媒体に発表する場合の作品選びの難しさを思い知らされました。

さーて。自句自解。

・1句目
イタコの霊に仕事をまかせたら代わりにイタコ業務をやってくれるだろう、という発想。季節は冬じゃないしたぶん大抵の俳人が俳句だと認めないだろう。でも俳句じゃないんじゃなくて、下手な俳句でしかないんだと思うよ。こういう狙いすぎな物も好きなんです。B級ラヴ。

・2句目
シシシと最初に三音「シ」が続くのがどもってる感じでちょっと面白い。魂からの連想で「エクトプラズム」を「吐き尽く」すというフレーズが出てきたんですが、あんまり上手くないなぁ。ひょっとしたらちょっとジブリっぽいかも。

・3句目
これは文句なく俳句(と私は思っている)。2句目の猪のなれのはてかもしれません。マニキュアと牡丹鍋は赤系でつきすぎ、と先生には指摘されたんですが、ここはわざとつけときたい。元気な婆になりたいなぁ。

・4句目
胃の底から熱くなる感じ。ソウルのソウルだからって駄洒落だけだと思われるとつらい。

・5句目
これは大朗読で朗読した句の一つ。定さんが闇鍋の席にいるってことは鍋の中に何が入ってるかわかったもんじゃありません。

・6句目
砂浜。片足をひきずるようにして爪先で線を描きながら歩いていく。孤独な遊びって感じ。

大朗読 ノック・アウト強盗横丁

大朗読 [1]に出ました。(ゲスト出演3回目?)

今回の私の詩の鑑賞のポイントは、
「おまんこ」「おちんちん」と口語で表現しているところです。
いわゆる現代詩の中では、性器のことをヴァギナとかペニスとか女陰とか男根とか言っちゃいがち。
そこを敢えて話し言葉にしてみました。
でも「敢え」てることに気付いてもらえないんだろうなぁ。

あと、短文+俳句を1セットとして読んでいくときに、俳句と短文が「つきすぎない」(=内容がかぶりすぎない)ようにしてます。
以前、俳句+小説の形式の作品集を読んだときに、俳句と小説の内容が近すぎて、なんだか説明的で、非常にモサっとした印象を受けたので、反面教師してみました。

説明って、作品を発表するときにはしたくないんです。
そのかわり、webでは自暴自棄なぐらい自句自解をしていこうと思ってるので。
(『黒鳥』が届き次第、掲載していただいた句の解説書きますね! お楽しみに♪)
俳句はわけがわかんなくていい。
意味がとれるかより情景を想像してもらえるかどうかの方が重要だし、それにもまして、ポップかな、今っぽさがちゃんと入ってるかなっていうのがいつも心配です。
この時代に犬歯を深く突き立ててしっかりと噛み合っていたいのです。

青くてゴメン。

* * * * * *

   KO横丁の決闘              石原ユキオ

女とは存在しないことにつけられた名前
アラビア人の書いたまるい数字
いつも他人の言葉を挿入されるかぎかっこ
ドーナツの穴がサーターアンダギーではないように
おまんこそのものを切り取ることはできない
おちんちんを切り取るのは
こんなにもたやすいのに

続きまして西大寺観光協会からのお知らせです。
はだか祭でおなじみの金陵山西大寺では、
和菓子の松風堂と共同開発いたしましたお土産物を販売しております。
お釈迦様の骨入りせんべい三八〇円
十本に一本の割合で弘法大師のミイラが混じっている剣先するめ三八〇円
いずれも、一月七日までの限定発売となっております。
皆様、初詣はぜひ、金陵山西大寺へお越しくださいませ。

おじいさん
おじいさんの耳が遠くなったのは
わたしとうーんと近づいておしゃべりしたいからなんですねえ

おじいさん
おじいさんの足が弱くなったのは
わたしといつも手をつないでいたいからなんですねえ

おじいさん
おじいさんが一人でお手洗いに行けなくなったのは
わたしに見てさわってほしいからなんでしょう

おじいさん
おじいさんのもの忘れがひどいのは
何度でも愛してるって言わせたいからなんですねえ

きついな
でもほら
根元まで
ずっぽりだ

メリークリスマス男は腰を振る

女とは存在しないことにつけられた名前
アラビア人の書いたまるい数字
いつも他人の言葉を挿入されるかぎかっこ
ドーナツの穴がサーターアンダギーではないように
おまんこそのものを切り取ることはできない
おちんちんを切り取るのは
こんなにもたやすいのに

* * * * * *

星印のところに俳句が入ります。★は配布用テキストに載せたもの。
(俳句部分が知りたいという奇特な方はメールください。実際に大朗読で配布したテキストを手渡しor郵送します。)
この後に2001年の詩のボクシング岡山大会で読んだ「silent night」という詩を朗読。
プライドなんて要りません
あたしはあなたの属国です
日の丸も君が代もこの床の間を飾るただの置物にすぎない
若かった、何もかもが……という感慨にひたってしまひますね。

自分の出番の直後、加藤健次さんの「DUNK HIGH」に一部出演しました。
男性2人、女性1人の計3人で朗読する詩で、男Aが加藤さん本人、男Bが岩本文秀さん、ユキオが女性パートを担当。
台詞を読むのってすごい久しぶりな気がします。とっても気持ち良かった。

なんか次回大朗読出演も内々定っぽいです。
締め切りがないと物書きは成長しない、という理論で私に成長の機会を与えてくださる先輩方の愛が胃のあたりを猛烈にマッサージ。

[1] http://www.geocities.jp/buraiha1974/dairoudoku/

10月のmimucus

石原ユキオは詩の朗読とかポエトリーリーディングとかスポークンワーズとかいう活動をやってます。
やってますっていうか、一時期お休みしてて、最近(8月の詩ボク予選から)復帰しました。

mimucus [1]というイベントに行ったのはひょっとしたら年単位で久しぶりかも。
前行ったときはまだHappy? Hippie! っていう名前でした。
今日はNEOさんのブログに掲載してもらっている「揮発」 [2]を朗読。

俳句の朗読ってどうやるのが面白いんでしょうね。
回文俳句で有名な宮崎二健 [3]さんの朗読とか聴いてみたい。

今日は全員の朗読が終わった頃に到着したMCみごなごみセンセのがよかった。
STRAWBERRY FIELDS FOREVER と、漢字の「苺」と、「お腹と背中がくっつくぞ」(←?っていうタイトルなんでしょうかあの歌は…)を足して半端な数で割って余った部分を音符として空気中に放流した感じです。(うーん……わかりにくいうえに適切な比喩じゃないわ。)
みごさんの詩は、耳で聴いた後にテキストをじっくり読みたくなります。いつぞやみごさんが戯れに作って召し上がってたマシュマロティとかいただきながら読めれば最高。

[1] http://www.kibin.net/mimucus/
[2] http://ameblo.jp/finalfreeway/entry-10018060721.html
[3] http://www.ne.jp/asahi/hai/ten/