で、デジタルビスケットを読んでるわけです。

荻原裕幸氏の短歌に繰り返し登場する「虹」「犀」「麒麟」といった言葉はぺたんと貼られたシールみたいで、そこを剥がしたら下になんか書いてあるような気がして、その下の字を読もうとすることが卒論になりそうだって、でもかわいいからシール剥がしたくなくて、それでぎりぎりまで卒論テーマが決まらなかったのだった。そうだった。

若い頃の妹萌えの歌とか美少女にフェラさせるやつとかがエロくて好きだ。
恋人に暴言を吐くあたりでM心が揉みしだかれてしまう。
▼の絨毯爆撃に痺れる。
30代以降の、会社がでてくるらへんのはもう本気でやばい。
ネクタイが好きだ。
オフィスワークで疲弊した男の人が好きだ。
虹も犀も麒麟もカナリアも象も星もきょとんとしててかわいい。

好き。

ひょっとしたら

わたしは寺山修司が好きな人が好きなんだろうか。
誰も知らぬわれの空間得むとして空のままコインロッカーを閉づ

剥がされしマフィア映画のポスターの画鋲の星座けふも動かぬ

「きみはきのふ寺山修司」公園の猫に話してみれば寂しき

荻原裕幸『青年霊歌』

久しぶりに荻原裕幸氏の全歌集『デジタル・ビスケット [2]』を読んでいたら、知らず知らずオギー的言い回しを俳句に使っていた自分に気付いてびっくり。
うっかり盗作してしまわないようにもっとよく読もう。

 

〆切りを一個だけ片付けた。

11月20日は俳誌「黒鳥」の〆切りでした。
そんなわけで先週末は〆切り前性プチ鬱症の症状が最高潮に達しておりました。
そしてまだ完全には抜け出しておりません。
いま私を追いつめると面白いと思います。
わはは。

ところで、今日は警察署に数回電話をかけたのですが、最近の交通課の若い方は本当に民間企業と変わらない程丁寧な対応をしてくださるものなんですね。
年配の方の中には金田一シリーズに出てくる岡山県警が犯人に向かったような話し方をなさる方もいらっしゃるので、ちょっと驚きました。
転職組が増えてるのかも、なんて思ったり。

しゃきっとせんので仁義なき戦い観て寝ます。
KINGっていう雑誌めくったらスタイリストの伊賀大介さんのおすすめ映画の中に「仁義なき戦い」と「太陽を盗んだ男」が入っててすごい嬉しかった♪

メガネスーツカフェに行きたい

都会にはメガネスーツカフェというものがあるそうです。
香料会社の社長室という設定のカフェに、秘書という設定のメガネでスーツのウェイターさんがいて、客は社長を訪ねてきたクライアントという設定でお茶やお菓子を楽しめるという腐女子垂涎の夢の花園です。
秘書さんと名刺交換ができたりするらしいです。

化粧品会社の社員然としたギャル系スーツでキメていくのも楽しそうですが、
私ならジーンズにエプロン姿で花束を抱えていって、
「お茶なんて結構です! あたしは、あたしはただの花屋ですからっ!!」
と恐縮し倒したい。

唐突ですが、広島あたりに誰か「仁義カフェ」って作ってくれないかしら。
組事務所という設定のカフェに、組員という設定のコワモテのウェイターさんがいて、客は組長を訪ねてきた客人という設定でビールやカルピスや焼き肉が楽しめるのです。お客様は関係団体の幹部とか、愛人とか、弁護士とか、組と癒着している政治家とかいう設定も選択可能です。
すいませんのう。
オヤジは留守にしとりましてのう。
まあ、なんぞ飲み物でも出しますけえ、
ゆっくりしていってつかあさいや。
イベントも考えました。
■鉄砲玉
他の組の組員という設定の男の子がピストルを握ってたった一人で組事務所に乱入。逆に撃たれて死ぬ。
■出入り
他の組の組員複数名が乱入。組事務所がささらもさらになる。(後片づけが大変。)
■逮捕
逮捕令状を掲げて入場してきた刑事に組員が逮捕される。床に押さえつけて手錠をかける。
(美男子同士のカラミに腐女子のテンションは最高潮)

「仁義カフェ」の他に「学園闘争カフェ」とか「幕末カフェ」とか私が個人的に萌えそうなものをいろいろと妄想するのですがどれもマニアックすぎてあまり受けそうにありませんね。

ちなみに石原は着物+エプロンの女給さんが給仕してくれるカフェ、というのを5日間限定でやったことがあります。

映画のメモ

「ヨコハマメリー」
白ずくめの謎の人物「メリーさん」を核にして、戦後の横浜の歴史、日本の歴史を描いたドキュメンタリー。
これはもう一度見たい。っていうか何度でも見たい。
登場する老人たちが、みんな活き活きとしている。
老いるということは、とてもかっこいいことだ。

上映前に、メリーさんの格好をした人が舞台を横切る、という演出があってびっくりしました。

「棚の隅」
大きな破綻がない、静かな映画。

行動の意味がわかりやすすぎる。
登場人物が互いにわかり合いすぎる。
中学一年生の国語の問題集(ヒントつき)を解かされているみたいだ。

キスシーンは非常にエロかった。
「むり、ぜっったい、むり」という子役の台詞が悶絶する程かわいかった。
トレンディドラマを引きずってるみたいな男が一人いて、それはちょっと面白い。

 

津川絵理子「春の猫」

津川絵理子氏の第53回角川俳句賞受賞作品「春の猫」の

ペンダント大きく汗の身の真中

を読んで、
「乳間アクセ!! NIKITA !! 艶女(アデージョ)!!」
と盛り上がったのは私だけでしょうか。
私だけですね。

ボジョレヌーボー火点すやうに注がれけり
鴨鍋の血のしたたれる皿残る

もかなりアデージョだと思うのですが。

 

きれいなお姉さんは好きですかはいはいそうですか

女子は飲食関係のバイトをすると、お姉ちゃんきれいだねと言われます。
別に嬉しくもなんともない。
ご機嫌良く飲み食いしていただけて光栄です。それだけ。
 
 
つーか、いい加減やめません?
気ぃつかって言ってくれてるんならおもっくそ逆ベクトルですから。
減量中のボクサーに向かって食い物の話をするとか、原稿用紙16ページまっさらの漫画家に向かって締め切りの話をするとか、保険外交員をやってる母親に算数の棒グラフの宿題を手伝ってもらおうとするとか、そういったことだと思うんですよ、女子に向かって見た目あーだこーだ言うのは。
 
 
以上、私の中の「女性部」が筵旗を掲げて訴えております。
ほら、そろそろ交渉シーズンなんでね。
 
 
きれいなお姉さん、と言えば。
先日、結構な長さまで伸ばしていた腋毛を処理しました。
なんだかとても喪失感。
いっぺん伸ばせるとこまで伸ばして黒木なんちゃらみたいにしてみたいです。
小さい頃、あの腋毛のお姉さんが好きでした。
どんな子供じゃ。

落選展ですって!!

第53回角川俳句賞に応募された皆様。
残念にも受賞ならなかった50句作品をお寄せください。
第28号(10月28日リリース)誌上で公開。
読者諸氏のご意見・ご感想を受け付けるかたちとさせていただきます。

週刊俳句 落選展のお知らせ

そうそう。こういった企画に参加したくて角川俳句賞に応募したと言っても過言ではない。

※最近負け惜しみが上達した石原さん。
口癖は「負けた気がしねえ」。