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わたしたちこそが副産物ではないか

副産物の会 vol.2 先日配信終了しました。そのうちアンコール配信をするか、PDFにまとめるか、紙でまとめるかするんじゃないかと思います。
紙面のかなりの部分を占めていた「2044年の句会から」という小説は、アンチハラスメントポリシーが一般的になった未来の句会の様子を描いたものです。最後にまるでCMのように缶バッジが登場します(まだBOOTHからの引越しができておらず、メールやDMでご連絡いただいて発送する完全自力アナログ通販となるため、わたしに住所を知られても大丈夫な方のみご注文ください)。
実はこの小説自体、完全に「副産物」なのです。『俳句四季』8月号掲載の「俳句生活安全缶バッジに込めた思い」という文章を書きあぐねていたときに「どうしても書けなかったらこれを掲載してもらえないか交渉してみよう」と思って書いていました。結果として、小説を書いたあとはすっきりした気持ちで当該記事の執筆に移ることができました。よかった。
ちなみに 副産物の会 vol.3 では続編を配信予定です。

#副産物の会 vol.2 8月19日まで

「2044年の句会」

「2044年の句会」をテーマにAI(Midjourney)に描いてもらった画像です。

ネットプリント「副産物の会」vol.2 全国のコンビニで配信中です。
今回は俳句の未来について。
わたしの書いた「2044年の句会から」という小説が思いのほかボリュームが出てしまい紙面の約四分の三を占めていてすみません。
あとの四分の一はツイッターで募集した #2044年吟行 から何作か抜粋して紹介しています。
(忙しいひとはここだけ読みましょう)

#2044年吟行 と同時にもうひとつ、 #2044年の句会 というタグを作って皆さんに未来の句会はこうなってたらいいな、という夢を投稿してもらおうと思っていたのですが、こちらはみやさとさんが考えてくれたくらいのもので全然盛り上がりませんでした……。

いま句会をさかんに開催してるひとは、改善していきたい点とか、はやく手頃な値段で利用可能になってほしい新技術とか、存在していたらうれしい公共施設とか、そういう想像はしないものなんでしょうか。それとも22年後は戦争なり貧困なりのせいで句会なんてやってる場合じゃなくなってるだろうと思ってるんだろうか。塹壕の中でも、防空壕の中でも、俳句をやるひとがふたりいたら句会はできるとは思う。でもそんな悲劇的でドラマチックなシチュエーションは求めてなくて、俳句を含めて普通の生活を続けられる未来がいいです。

ところでこの記事を書き始めたら、台風の影響っぽい雨がやってきました。
家から出られないけど家にいても暇すぎるしネプリが読みたいぞ、という場合はお気軽にDMでご連絡ください。

休暇とお金がなんとかなりさえすれば実行可能な旅行計画/トルコ エフェス遺跡とシリンジェ村でのんびりすごす旅 #副産物の会

エフェス遺跡

ケルスス図書館(エフェソス遺跡)

LoggaWiggler FromPixabay

新型コロナウイルス蔓延による渡航制限も解除されつつあるので、トルコ旅行を計画することにした。
より正確に言うと、トルコ旅行の計画だけする遊びを再開することにした。
旅行の計画は楽しい。パンデミックが起きるまではスカイスキャナーで格安航空券を検索し、懐具合に見合った旅行を計画することを趣味としていた。この遊びにおいてはリアリティはとても重要なので、つねにエコノミークラスの設定である。五つ星ホテルのスイートルームに三ヶ月滞在するような計画は立てない。職場の空気を読まずに1週間程度の連休を取り、そして清水の舞台からバンジージャンプをする気持ちでクレジットカード番号を入力すれば妄想ではなくなる。まあもちろん行くつもりはないんだけど、少し力加減を誤ったら実際に行ってしまうかもしれない。「俺が本気出したら全てをなげうって飛行機乗っちゃうんだぞ」という、そういうラインの計画だからこそ楽しいのである。
疫病禍の世界にあって、飛行機は減便され、各国に渡航制限が敷かれ、旅行のリアリティを確保することが難しくなっていた。出発何時間前にどこの病院でPCR検査を受ける、というシミュレーションをしたこともあるのだが、そういうことをしていると計画の楽しさよりめんどくささのほうが勝ってしまう。1週間の自宅待機が可能な自分というのを想像すると、失職しているとしか思えず鬱々としてしまう。かといって自分だけが何の制限もなく渡航できてしまうような設定にしてしまっては、単なる絵空事になって満足感が得られない。自分が行かなくていいのなら、他人のトルコ滞在記を読んだり動画を見たりすればいいのだから。
ところで、トルコはずいぶん前から旅行者を受け入れている(ヨーロッパからのバカンス客が来てくれないと収入が激減しちゃうから、ってことなのかなと思う)。じゃあ何が問題だったかというと、日本に帰ったあと。5月頃は日本入国後に隔離期間が課されていたのだ。最近になって日本政府が対象ワクチン3回接種済の入国者は空港での検査も入国後の待機も不要と発表した。対策としてそれって本当に大丈夫なのかよ、空港で全員にPCR検査しろよ、とは正直思う(一応、日本に帰国する前、渡航先の国からの出国時72時間以内の陰性証明は必要らしい)。そういうもやもやした思いもありつつ、罪悪感も覚えつつの、久しぶりの海外旅行計画(ただし、実行する可能性はゼロに近い)をご覧ください。

航空会社:エミレーツ航空
航空券金額:総額135,720円(エミレーツ公式ウェブサイトより予約)
(大人1名、往復、エコノミークラス)
預入手荷物25kg 機内持込手荷物1個×7kg(55 x 38 x 20 cm未満)

必要な準備:地方自治体発行のワクチンの接種証明書を申請する(1週間程度で発行。手数料無料)。日本帰国時のPCR検査を行ってくれる病院についてトルコ大使館に問い合わせ。旅行保険への加入もしくは旅行保険が自動付帯するカードの申し込み。『地球の歩き方』の関係ないページを外して必要な部分だけ製本し直す。

旅行期間:2022年9月21日(水)〜2022年9月28日(水)

9.21 15:33 岡山駅より新幹線乗車(スマートEX往復割引 往復31,040円)
|(3時間21分)
9.21 18:54 東京駅到着

9.21 19:30 東京駅八重洲南口よりエアポートバス乗車(片道1,300円)
|(65分)
9.21 20:35 成田空港第2ターミナル到着
軽食。日焼け止めを落とすなど、搭乗前にあらかじめ就寝の準備をしておく。

*直航便のほうが荷物がなくなったりする心配がなくて安心なのですが、今回はいちかばちかドバイ経由でトルコのイスタンブール空港に着くコースで行きます。第一の目的はトルコ西部のエフェス遺跡とシリンジェ村を訪問することです。エフェス遺跡(エフェソス遺跡)は古代ローマの遺跡。シリンジェ村は果物の名産地でジャムやワインがおいしいそうです。都会から癒しを求めてくる人々に人気の観光地という感じ。一般的にトルコの西の方はギリシャ・ローマの雰囲気が強いしヨーロッパからの観光客も多いようです。
トルコ国内移動の経路はGoogleマップで示してみました。

9.21 22:30 成田空港より出発(エミレーツ)
|(10時間40分)
9.22 4:10 ドバイ国際空港到着
<6時間35分 空港で接続>
まずはターミナル3 G-FORCE Health Club のシャワーを使う。ジムだけど、シャワーだけ借りることができる。16ドル(予約不要)。それから免税店を回る。ちなみにエミレーツはターミナル3発着。
結構時間はあるものの、こんな早朝から空港の外へ遊びに行くわけにもいかないので、本を読んだりノートにあれこれ書いたりして過ごす。中東といえば香水の品揃えすごくてたがが外れそうになるだろうけど、調子にのっていっぱい試すなよ! 酔うぞ!
つぎのイスタンブール行きの飛行機に乗る前に化粧をしておきましょう。

9.22 10:45 ドバイ国際空港出発
|(4時間40分)
9.22 14:25 イスタンブール空港到着
入国審査、どこに滞在するかという問いにはイスタンブールとエフェスと答える。両方ともホテル泊(滞在先ホテル情報はプリントアウトして持っておく)。
空港のATMで3,000トルコリラくらい(約23,000円)出しておく。(これはキャッシング=借金なので日本に帰ったらATMから繰上げ返済すること)

9.22 15:15 イスタンブール空港よりHavaist(エアポートバス)乗車(46リラ=約360円)
|(80分)
9.22 16:35 BAKIRKÖY İDO 停留所到着
Le Marde Hotel 宿泊(バジェットダブル 4,802円 キャンセル不可)
ホテルはバス停から西に100mくらい。モールも港も公園も徒歩圏内。便利そう。ホテルにチェックインしたら遅くならないうちに夕食を食べておく。外で食べる元気がない場合は近所の店でピデ(トルコ式ピザ)とサラダをパケット(持ち帰り)にしてもらう。アイラン(飲むヨーグルト。見た目は日本のコンビニで売ってる飲むヨーグルトとほぼ同じだがしょっぱい)を一緒に買う。
イスタンブルの中心地(スルタンアフメット地区)からは結構離れたエリアなので過ごしやすいはず。

9.23 9:30頃 チェックアウト。
荷物をフロントに預けてイェディクレ要塞博物館へ向かう(9時開館)。Bakırköy駅でイスタンブルカードに20リラチャージし、マルマライ(地下鉄)に乗って3駅先のKazlıçeşme駅で下車。イェディクレ要塞は要塞とはいうものの監獄として利用され、失脚した皇帝が幽閉・処刑されたこともある場所。エモみが増すように、澁澤幸子『ハーレムの女たち』『落日のボスフォラス』を再読しておくとよい。一部修復中の模様。イェディクレ見学後、同じルートでホテルまで帰って荷物受け取り。果物やスィミット(ごまつきパン)など屋台のおやつを買うならこのタイミング。

9.23 13:35 BAKIRKÖY İDO 停留所よりHavaist乗車(46リラ=約360円)
|(80分)
9.23 14:55 イスタンブール空港到着
買っておいたおやつを食べて休憩。国内線出発フロアに入ったらメジャー系の香水ブランド置いてる店があると思うけど試しすぎるなよ、酔うぞ!

9.23 16:35 イスタンブール空港出発(ペガサス航空 往復10,048円 受託手荷物15kgまで)
|(1時間10分)ペガサスはLCCなのでドリンクやお菓子は有料
9.23 17:45 イズミル アドナン・メンデレス空港到着
次は電車に一時間乗ることになるので水を買っておく。

*いよいよ電車で目的地エフェスとシリンジェの起点になる町、セルチュクへ向かいます。

9.23 18:39 イズミル アドナン・メンデレス空港駅よりİZBAN(イズミル高速鉄道)Menemen-Cumaovası線乗車(語学力が足りなくて検索しても正確な金額がわからないが、たぶん20リラ=約160円以下)
|(33分)7駅
9.23 19:12 テペキョイ駅到着
<Tepeköy-Aliağa線に乗換え>
9.23 19:30 テペキョイ駅出発
|(23分)3駅
9.23 19:53セルチュク駅到着
徒歩でホテルへ。
Urkmez Hotel 宿泊 9.23チェックイン – 9.26チェックアウト(3泊、朝食付き)12,489円(9.19までキャンセル可)
ホテルはセルチュク駅より西に100m。
24日・25日の2日かけてエフェスの古代ローマ遺跡巡り、シリンジェ村観光。ドルムシュと呼ばれる乗り合いバスで移動予定。
9.26 朝食後チェックアウトして荷物をフロントに預ける。気に入った遺跡を再訪するか、お土産探し。おいしいものを食べる。ホテルで荷物を受け取って駅へ。

9.26 15:20 セルチュク駅よりİZBAN Tepeköy-Aliağa線乗車
|(23分)3駅
9.26 15:43 テペキョイ駅到着
<乗換え>
9.26 15:55 テペキョイ駅出発
|(33分)7駅
9.26 16:28 イズミル アドナン・メンデレス空港駅到着

9.26 18:15 イズミル アドナン・メンデレス空港出発(ペガサス航空)
|(1時間10分)
9.26 19:25 イスタンブール空港到着
Havaist 乗車
イスタンブールで一泊(タクスィムスクエア付近を想定しているが前半の疲労度によってエリアやグレードを変える。現地で予約する)
9.27 9:00頃チェックアウト
渡航前にトルコ大使館に教えてもらった病院に行き、PCR検査を受ける。時間があればドライフルーツ、コロンヤなど土産を購入。

9.27 14:30頃 Havaist でイスタンブール空港へ
|(90分程度)
9.27 16:00頃 イスタンブール空港到着

9.27 19:25 イスタンブール空港より出発(エミレーツ)
|(4時間30分)
9.28 0:55 ドバイ国際空港到着
<1時間45分 空港で接続> ←時間短いから走って!
9.28 2:40 ドバイ国際空港出発
|(9時間55分)
9.28 17:35 成田空港到着
エアポートバス乗車、新幹線(最終は20:33)と、行きと同じルートを辿って帰る。

*この記事はネットプリント『副産物の会』 vol.1の関連企画です