週俳7月の俳句を読む(下)のとこ。ブログの調子で、ということでしたので、本当にブログの調子で書きました。見てね。
山口亜希子俳句日記的に言えば、新しく郊外にできた俳句ショッピングモールで推奨販売って感じです。推奨した商品には愛着がわいてしまうほうです。
そういえば最近マネキンのバイトしてないなぁ……。着ぐるみもキャンギャルもしてない。句会休んでバイトするかなぁ……。(え
週俳7月の俳句を読む(下)のとこ。ブログの調子で、ということでしたので、本当にブログの調子で書きました。見てね。
山口亜希子俳句日記的に言えば、新しく郊外にできた俳句ショッピングモールで推奨販売って感じです。推奨した商品には愛着がわいてしまうほうです。
そういえば最近マネキンのバイトしてないなぁ……。着ぐるみもキャンギャルもしてない。句会休んでバイトするかなぁ……。(え
とうめいロボ先輩のOteteを聴く。
高い声、囁くような、一度殺した息を、か細く吐き出すような。
少女性を感じさせる歌詞。ときに怖い世界があーんと口を開けている。
ロボ先輩の持っている怖さが、私はとても好きだ。
朝もやのなか
たどりついたら
あなた浮かんでいた
泡になって
「みずうみ」
手首を見てる
地図を描いたのさ
ツバメの影絵
「ツバメの影絵」
窓の外では怪獣たちが
家のなか覗いてる
マドレーヌを狙っているのさ
よだれが出ている
おいで! おいで!!
一緒に待とうよ
3時がくるのを
「ふわふわちゃんとマドレーヌ」
ぼくのゆめは ほのおになること
ぼくのゆめは こおりになること
「てがみ」
その名の通りの、透明感。
日に透かせば傷だらけだ。
細かな傷が、光をより複雑にする。
カフェで聴けるようなさりげなさややさしさがあって、でも、聴いてたら珈琲飲むより泣いちゃうかもしれない。
あうう。ロボ先輩、なんでこんないいCD作っちゃうんですか……。
詩のボクシング岡山大会出るぉ。
去年は「俳壇のミリオンダラーベイビー」って名乗ってましたが、ミリオンダラーベイビーなら試合の後に引退せにゃならん、伝説のトレーナー、フランク=ミカミに安楽死させてもらわにゃならん、といろいろ手間なので、今年はなんか別のを考えます。
いいキャッチコピー思いついた方いらっしゃいましたらコメントお願いします。
■ ■ ■
第7回岡山大会本大会
2007年9月8日(土)13:30
西川アイプラザ5Fホール
入場料1000円(当日1200円)
中学生以下無料
■ ■ ■
前売券は、ぎんざやプレイガイド、岡山シンフォニーホールチケットセンター、または岡山大会公式サイトでお求めいただける模様です。
石原ユキオ商店でもこっそりお取り扱いしておりますのでメールくださいな。
第7回詩のボクシング岡山大会 [1]予選に出場します。
★
第7回岡山大会予選会
2007年7月29日(日)13:30
西川アイプラザ4F大会議室
入場料:無料
★
みなさん、他言無用ですよ。
[1] http://www.geocities.jp/siboku_okayama/siboku_top.htm
恋愛のあるあるネタを、口語的に、定型で書く。
というのが、最近よくある短歌だな、と思った。
恋愛について、古典を踏まえて、口語的に(=漢語ではなく和語で)、定型で書く、というのが大昔の短歌だったのじゃないかしら。
あるあるネタと古典。
共感できる部分を入れるっちゅうことじゃな。
「あるあるネタ」という、お笑いから始まったであろう概念は我々の世代の文学を語る上で非常に重要なキーワードなんじゃなかろうか。
平田俊子の詩七日を読む。
石原さんたらまるで詩人みたい。毎日詩の本を読んじゃって。
でも現代詩は書かないのよ。
俳人なんですってよ。おかしいわね。
で。
『詩七日』。
犬鍋伸之介さんの「ほろ酔い朗読会」で詩人のOさん(女性)が朗読したのだった。
あとがきによると、「毎月七日を『詩を書く日』と決め、執筆にあてることにした。連載タイトルは『詩七日』。(略)七日に書くという設定に加え、デビュー以来、『これが詩なのか』といわれてきたことに由来する。」のだそう。
一月七日から始まる。
十二月七日で終わる。
と思いきや、十二月七日の次に十三月七日、十四月七日、十五月七日……と二十四月まで続いていくのである。
とんちが効いてる、と思った。
十二月の次に十三月にいくところもだし、詩の途中で必ずとんでもない発想の飛躍がある。
この唐突にアクロバティックな感じ、谷川俊太郎と似てるかもしれない。
普通っぽい文章が続いて油断したところに突然とんでもないの(ときに駄洒落)が来るからたいそう驚く。
豊富な語彙力を派手派手しくアピールしたりしないところが良かった。
ひとりよがりな小難しい比喩を使ったりしないところも、すごく良かった。
小峰慎也氏の『スケベ心とどまるところを知らず、明日に向かう。』を読む。
美沙子さんを必要な部分だけとりだし
のこりは
もてあました
—「いい運転だ」
五十音順に白状するんだな
んはむずかしいぞ
—「あなたってなまやさしいのね」
ぼくが見たくないのはそれではない
—「つかれたとき」
いつもどこを有名になさりたいとおっしゃってましたっけ?
—「ひしょ」
すごくいい。
いやらしい状況をにおわせるように書いておきながら、結果として少しもいやらしくないとこがいい。
たぶん一番適切な感想は、「おもしろい」。
男の子であることを笑ってるのかな。いや、そう単純でもなかろうし。
とにかく今っぽい。
不思議ボーイ、大好き。
文学系ギャルサークル・ブラック乙女部の部誌「BoB」、二号がいつの間にかできております。
そして、リアルに残部僅少。
■収録作品
・チブ開放1 白沢カヨコ
・かえりみち 桜子
・日記 石原ユキオ
・供物 護王芳
・Dear 愛人様 さほこ
・なきにしもあらず 石原野笛
・真夜中の悪夢★ バーバラ
・黒乙女的俳句講座 第二回 石原ユキオ
・志村リスペクツ 白沢カヨコ
■価格
100円
■販売方法
朗読会・句会で手渡し販売
■お問合せ
ishiharayukio@gmail.com
第一回週刊俳句賞、応募しそこねました。
っていうか全然気づいてませんでした。
あと少し、あと少し注意深くスクロールしていれば……!!
さて。今日は九月の大朗読の原稿、たたき台を仕上げますよ。
九月は共作です。
今からちゃんと準備して、打ち上げこと裏大朗読用のネタも作っておこう、という魂胆。
なんでこんなやる気なの? これが躁病ってやつ?
大阪から中島らも菌を持ち帰ってしまったのかも。
ほろ酔い朗読会でお会いした大阪の某M社 [1]のO氏が、きむらけんじ [2]氏の句集を送ってくださいました。
きむらけんじさんは自由律俳人。
自由律の句集って語り手(≒作者)のキャラが立ってないと面白くないと思うんですが、きむらさんの句集は割と立ってます。京ぽんなら4本ぐらいの勢いで。
現代の、働くおじさんが書いてます! って感じ。
自由律、とは言っても、韻律が全く自由というわけではなさそうだ。「自由律俳句」が単なる短い文ではなく「自由律俳句」に見えるということは、韻律(さらには詠まれる内容)に、ある特徴、共通点、いわば定型があるってことなんだろう。
「自由律という定型」。
これってなんだかまるで、クリエイティブのサラリーマンみたいじゃない?(暴言?)
[1] http://www.monolith-net.co.jp/
[2] http://www.amazon.co.jp/gp/search?ie=UTF8&keywords=%E3%81%8D%E3%82%80%E3%82%89%E3%81%91%E3%82%93%E3%81%98%E3%80%80%E8%87%AA%E7%94%B1%E5%BE%8B&tag=ishiharayukio-22&index=books-jp&linkCode=ur2&camp=247&creative=1211