小峰慎也氏の『スケベ心とどまるところを知らず、明日に向かう。』を読む。
美沙子さんを必要な部分だけとりだし
のこりは
もてあました
—「いい運転だ」
五十音順に白状するんだな
んはむずかしいぞ
—「あなたってなまやさしいのね」
ぼくが見たくないのはそれではない
—「つかれたとき」
いつもどこを有名になさりたいとおっしゃってましたっけ?
—「ひしょ」
すごくいい。
いやらしい状況をにおわせるように書いておきながら、結果として少しもいやらしくないとこがいい。
たぶん一番適切な感想は、「おもしろい」。
男の子であることを笑ってるのかな。いや、そう単純でもなかろうし。
とにかく今っぽい。
不思議ボーイ、大好き。