小川糸の「食堂かたつむり」を読んだ。
お婆ちゃんが死んで、主人公が料理が好きで、ということで「キッチン」を思い出したけど、「キッチン」よりもやや深く生きるということに触れている小説だと思った。
キッチンはたしか「料理研究家」で食堂かたつむりは「料理人」なんだよね。
食堂かたつむりで描かれるのは、食べることと再生産。
人間は他の生き物の命をいただいて生きているということ。
生殖するということ。
人間もまた死ぬということ。
濡れ場を全然書かずに、手触りのある性を描いてるとこがすごい。
おっさんの下品さが結構生々しくて、ウッとなった。
「ショコラ」にも似たところがあるし、
「へばの」のことも思い出した。
「日記」カテゴリーアーカイブ
東西句会にいってきました! その2
2月3日、名古屋の東西句会に参加させていただきました〜♪
とんとんぼうぼうさんことN村さん(俳人)と荻原裕幸さん(歌人)が駅まで迎えにきてくださって感激。
お二人にみそにこみうどんのお店に連れて行っていただきました!
みそにこみうどんって、いわゆるうどんの食感じゃないんですよ。
団子っぽい生地をうどん型にしてある感じ。讃岐うどんの感覚でつるつるんとすすることは不可能。
蓋にのっけてふーふーしながら食べます。
句会は少人数で何でも言える雰囲気でした。全然堅苦しくない。はじめてなのにアウェー感は薄かったです。
一句一句時間をとって批評し合えるとこがすごくよかった。
さほど点が入らなくても面白い句、というのが置き去りにされない。
度重なるドM発言と頭の悪そうな感想、申し訳ございませんでした。
句会の後、句会に出席されてたみなさんとコメダ珈琲へ。
名物「シロノワール」おいしかったです!!
ほかほかのパンの上にソフトクリーム!!!!
シロ(白)なのかノワール(黒)なのかよくわかんない名前だなあと思ってたら、本当に語源は白と黒 [1]なんですね。
ところで、結社の話になったときに、
自分の所属してる結社の主宰の名前が一瞬(2分ぐらい。長っ!)出てきませんでした。うはは。
(主宰万歳なかわりに憲法九条万歳な結社だから全然OKなのかも……)
東西句会のみなさん、ありがとうございました♪
また行きます!!
[1] http://www.komeda.co.jp/contents/special_w.html
東西句会にいってきました! その1
ユキオ的にツボだった荻原さんの言葉
・「だめでしょ」
・「20代って思春期じゃないの?」
・「●●●●って二人っきりのときに言ったら本気で叩くよ」※
※「どんなご褒美ですかーっ!!!」って
心の中で思いっきりしっぽをふりました。
好き。
ああ。
きょどってごめんなさい。
荻原様にもっとキツいことを言われたい!!!
書ける!
書けるぞ私は!!!!
眉毛の下に蛇口がついてる
昨夜、NHKでしずちゃんが鈴木しづ子の俳句を読んで、VTRでしづ子のプロフィールが紹介されて椎名林檎の曲がかぶって、あーだめだーってなって、
大泣きしました。
誰かに電話で話したかったけど、夜中の二時なので我慢。
録画したかったよ〜。
高橋源一郎超いいこと言うし。大宮エリーの普通すぎる口調が面白いし。
日本ナンダコリャこれくしょん 今度は俳句だ!
という番組でした。
骨格時雨
注文していたキムチが届く。バイト先の冷蔵庫を開けると「石原様 白菜キムチ(大)1」と書かれた封筒が入っている。封筒の中にはキムチが入っているから(もちろんビニール袋二重で)封筒はもったりと膨らんでいる。荷物やじぶんの大きさが上手に把握できない。気がついたらキムチの封筒が濡れていて、キムチを濡らすまいとしてフードに水たまりができる。水を背負って歩く。中学生の丸い頭が上空をいくつも通り過ぎるはずの道を今日は傘の下に集まった丸くない頭が「こっかく」「こっかく」と囁きかわして、それは「告白」が正しいなんて、そんなかわりばえしないシナリオを彼女らが受け継いだなんて、靴の半分から下で、いま魚が跳ねた。
ほむだったのか!!
誰かが誰かを命がけでほめると、そのほめられたほうは結構遠くまで歩いていくんですよ。――穂村弘
短歌ヴァーサス第三号における、「ぼくたちのいる場所」と題された穂村弘氏と枡野浩一氏の対談。司会は荻原裕幸氏。
この言葉、ずっと枡野さんのだと記憶違いしてた。
そっか。穂村さんだよね、そうだよね、たしかに枡野さん的じゃないもんな。
いいこと言うよなあ穂村弘!!
私はといえば誉められたところでそんなに真に受けないし、好きだって言われてもどうせお世辞か冗談じゃろと思うタイプなんだけど、それでもこの人にあのとき誉められてなかったらこれ続けてなかったろうなっていうのはいろいろあるわけで。続けてなかったほうがよっぽどよかったんかもしれんけど。
あ、なんか最近また自分語りが多いですね。わかってるよ。現実逃避だよ。ちゃんと書くよ。書けるよ。この知能の低さ、言葉にならなさで書くよ。できるよ。偉い。自分で自分を誉めるのは得意だ。自分で自分をこき下ろすのも得意だ。消えたくなった頃にちょうど仕事始めがやってくる。リセットできない厳重な仕組み。ありがたいね、世界はめでたい。
結局何が言いたいかっていうと、健ちゃん、あんたの最愛の娘をちゃんと誉めなさい。誉めたってあの子のやる気は減らねえよ。
明日はCOMMAND BABD PARTY vol.29です
ウロボロス高校第三演劇部として
部長の保田悠詩、
幽霊部員の糸宇田iSU-K(a.k.a DAiSU-K)、
そして副部長の石原ユキオの三人で、
リーディングパフォーマンス的なことをするという噂です。
<持って行くもの>
・画用紙(買う)
・グリースペイント(白/黒)
・スポンジ(買う)
・ソックス(買う)
・メイク落とし(買う)
・タオル
(2009年1月5日追記)
ご来場くださった皆様、ありがとうございました。
ウロボロス高校第三演劇部は、この年末ライブを持ちまして、解散いたしました。
(えーっっっ!?)
本日倉敷あきさ亭で忘年句会です
ばかですとか素人ですとかじゃんじゃん言ってそこらへんでストレスを回避しつつ前進、スーサイドアタック、スーサイドアタックの目的は自己満足なので実際の効果は不問、みたいな。
忘年句会でアルコールが入ったらドラえもんよりオスカルの瞳よりナディアの海より青いことを言ってしまいそうな気がするのでブログに書いとく。
野望と性欲は小出しにするのがいい。
三谷と花粉症の後遺症
三谷。お元気ですか、三谷。リプレイス屋さんの三谷。三谷が入れ替えたPCは特に目立った問題もなく月曜日から金曜日までさくさく働いています。私はもうあなたをMOBにたとえたりはしないのです。いまやオンラインゲームへの情熱も冷めてしまった。まるで日向に置かれた蛍光ペンのメモ書きみたいに、薄れて、消えかけて、ねえ三谷、私なら蛍光ペンで遺書を書く。そしてあなたへの愛も。愛だって。うける。まじうけるし、って言ってみようか中学生の女の子みたいに。隣にあったビルがなくなって更地。雨が降ったら大きな水たまりができました。そこへ桜紅葉がどんどん溜まって、溜まりながら朽ちていく。かさぶたに似ています。赤茶色の薄片でふさがれた窪み。私にはそんな傷があったはずだ。右膝の内側に、メスで正確に抉られた一区画。もうかさぶたはありません。でも凹んでるし色が違うからすぐわかるはずだ。そこを分譲するよ、三谷。所有してみればいい。日あたりは悪い。そんなところがまた愛おしいと、あなたはきっと、思うはずです。
戦友と書いてせふれと読んでくれ
こんばんは。
やっぱり不具合は修正できてなかったかもしれない石原です。
この季節不調をきたすのは仕様らしい。
資生堂TSUBAKIはねるねるねるねのにおいがするので、ねればねるほど色が変わって髪の毛がちゃーらっちゃらーです。
電飾光背が回るよ。
いままでだってここからさきだって、なんでもないし、なにもない。
どの扉が昭和につながっていて、
どの引出しが22世紀につながっていて、
どの押入れが麻畑につながっているんだろう。
サンタさん、ポケットなんて要りません。