投稿者「yukioi」のアーカイブ

ええ、すべっていますとも。

日本児童文学11・12月号に「壁」という詩を掲載していただいてます。
 
森忠明さんの「見守れる高さ」がかっこいいです。
児童文学とは、いけてない、マイルドなタイトルで内容のとんがり具合を隠蔽するのがかっこいいスタイルなのだとなんとなく学習しました。

どうかお願いですから聞いてください、とまでは申しませんが。

聞きにきて損はないと思います。
珍しく昼間の朗読会ですが、第四部だけ雰囲気が「夜」。
石原は「都会のトナカイ」という詩を朗読します。
べ、べつに小中学生がいるから放送禁止用語控えたわけじゃないんだからね!
 
 
朗読会 聞いてください岡山の現代詩No.3
主催:岡山県、おかやま県民文化祭実行委員会、岡山県詩人協会

○日時:平成21年11月14日(土)13:00〜15:45
○会場:ピュアリティまきび(三階・橘) [1]
○入場無料

出演者
○第一部(小中学生の部)
○第二部(高校生「文藝道場おかやま2009」自作詩朗読)
○第三部(童謡作詩グループ「とっくんこ」会員による自作詩朗読)
○第四部(「大朗読」メンバーによる自作詩朗読)
・石原ユキオ、保田悠詩、郡宏暢
○第五部(当協会理事たちによる群読)

 
 
+ 11月15日 追記 +
 
「都会のトナカイ」、私の詩の間でS高校文芸部の四人が俳句を読みました。
高校生の方がよっぽどしっかりしてて、私はどこかでワンフレーズとばしたのか走りすぎたのか尺が合いませんでした……。心の余裕があるときにビデオでチェックしようと思います。
(先ほど見ようとしましたが自分の顔のまんまるさに嫌気がさしてxactiを閉じました)

ご協力くださった方々に感謝します!!

[1] http://www.makibi.jp/

三谷と花粉症と事務所移転

リプレイス、という言葉を聞く度に、三谷のことを思い出します。わたしの働く事務所はごっそり中身を移すことになりました。あの日三谷がPCの中のデータをまるごと移し替えたみたいに。新しいPCに移し替えられたデータはこころなしかぴちぴちとしている。けれど新しい事務所に引っ越したわたしは前よりも今よりも疲れているでしょう。ねえ、三谷。三谷はまだ同じ仕事をしているの。三谷は本当は何屋さんなの。学生ではなかったかとわたしは踏んでいる。三谷がわたしよりも年下であればいい。わたしは妄想の中でさえ自分より年下の男を知らないから、三谷を初めての年下にしようと思うのです。三谷の幻影は、事務所の空気の中にわずかながら漂っています。三谷はくせっ毛でしたね。背はそんなに高くなかった。眼鏡をかけていた。痩せてはいなかった。どちらかというと色白で、言葉には訛りがなかったはずだ。三谷。わたしあなたの手が思い出せない。とても重要なはずなのに。どうせなら短くて太い骨組みに、ぽってりと肉がのってるのがいい。いままで白魚の指をしたひとにいつも苦しめられてきたから。白魚はわたしの首を絞める。締めるならさいごまで締めればいい。けれどすぐに飽きてべつの場所に泳いで行ってしまう。あの日包丁を持ったわたしが本当にしたかったことは、白魚の料理だったのかもしれない。三谷。わたし三谷を傷つけないよ。三谷はぜったいにわたしを傷つけないから。三谷はよじれたケーブルを一瞬で解いた。三谷はわたしの三年間をみるみるうちに吸い上げて新しい革袋に注いでしまった。七年でも八年でもできるでしょ、三谷。わたし多くを望んでるような気はちっともしない。終わったら去ってくれればいいのよ、三谷。作業報告書みたいに、静かな微笑を残して。

10歳差とか信じられない

今日も元気に開店休業。
石原ユキオ商店です、こんばんは。
 
先日、S高校の句会に参加させていただきました。
句会というより、合評会といった雰囲気かな。
なかなかみなさんアンファンテリブルでございます。
もっとはっきりと批評ができるようになってほしい。
自分にできないことを若い子に望むのも妙ですが。
 
俳句と出会って二年未満の皆さんの句を見せていただいて思ったのが、
季語にまとわりつくイメージにとらわれず、
遠いところまで発想を飛ばせるようになったら、
俳句初心者卒業なのかも、ってこと。
(二物衝撃に限らず、一物仕立ての句でもね。)
 
高校生の子たち、
自分の書いたものに、それなりのプライドを持っているところが頼もしい。
生意気さは大事よ。
睨んでやんな。凄んでやんな。牙をかくすな。
10代のわたし、主成分の90%はハッタリだったし、
いまだってそんなもんだし。
 
台風は来たんだっけ?
岡山はよくわからなかった。
 
18歳ぐらいからずっと暴風域におる気がする。

妄想の夜 その愛は、犯罪です。

それは援助交際華やかなりし1999年のある夕方のこと。
当時女子高校生だった私は、父と二人でカラオケに行きました。
 
「失礼ですが、ご家族ですか?」
 
父は答えました。 
 

+  +  +  +  +
 
お父さんがなんて答えたか気になったあなたは、
大朗読へGO!!
 
第23回大朗読
「妄想の夜──その愛は、犯罪です。──」
会費:飲物付1000円
日時:2009年9月26日(土)17:00〜19:00
   二次会(会費2000円)19:00〜21:00
会場:スペース未完成
   岡山駅西口より奉還町商店街入り口へ徒歩3分
飛び入り朗読の方は、お一人三分以内朗読新作をお持ちください。

出演予定

秋山基夫
石原ユキオ
岩本文秀
小山伸二
河邊由紀恵
岩村空太郎
OLDFLAG
保田悠詩
郡宏暢

ほか

「此の県のみ」って「正しい街」っぽい

秋なので紅葉しようと思ったら春先の黒染めが抜けなくて毛先が黒く根元が赤い逆ぷでぃんぐになった石原ですこんばんはごきげんいかがですか。
 
DOPING PANDAのライブでいろいろチャージしました。
謙虚さも大事だけど、ライブパフォーマンスはビッグマウスな方が面白い。
物書きさんたちも是非そんな感じでお願いしたい。
 
相変わらずの並行読書なんですが、
『夏みかん酢つぱしいまさら純潔など』。
 
いちじくに指の繃帯まいにち替ふ   しづ子
 
これとか、結構好き。
しづ子って、超甘甘でとてもガールズロックね。
カヒミ・カリイの声で椎名林檎を歌うぐらいの甘さ。(どんなじゃ)
 
長き夜や掌もてさすりしうすき胸
くちびるのかはきに耐ゆる夜ぞ長き
十月のあまおと旅の支度する
 
っていうふうに、バランスよく開かれたひらがながウィスパーボイスに聞こえるのかも。
 
鈴木しづ子も椎名林檎もある程度男の人が望む姿に沿うタイプだと思う。
男性がドン引きすることは、しない。
 
男性がドン引きする女性シンガーと言えば、浪速のジャニス・ジョップリンこと小林万里子先生ですね。
ドン引き、そしてその果ての爆笑。
万里子先生が蹲踞の姿勢でネタ帳を繰る姿はそれはそれは神々しい。
ああライブ行きてえ。
 
って。 
なんかすごく音楽好きの人の日記みたいですが、全然そんなことないです。
若い人が何聞きょうるんかわからんもん。
おすすめのCDがあったら貸しておくれ。