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『俳句四季』8月号に寄稿しています。

『俳句四季』2022年8月号「誰もが安心できる句座のために #MeTooのその先へ」と題した特集に「俳句生活安全缶バッジに込めた思い」という文章を寄稿しています。

ふだんからわたしを知る方には「またその話か」という内容だと思いますが、紙媒体に載って普段ならぜったい届かない相手に届けることができて(届いてるよな!?)よかった。

高松霞さんと山本千晶先生の対談は、「短歌・俳句・連句の会でセクハラをしないために」の冊子やnoteで伝わりにくい部分を補足するような内容になってます。

執筆者それぞれがそれぞれの切り口で短詩界隈のセクハラ問題について書いていて、特集全体として充実した内容だけに、基礎的な用語解説とかあった方がよかったのかな、ということもちょっと思ったりしました。

セクシャルマイノリティ関係に関しては明石市のウェブサイトがわかりやすいのでおすすめです。

LGBTQ+/SOGIEの基礎知識

#俳句生活安全缶バッジ メディア掲載情報

『俳句四季』2021年10月号
「忙中閑談」のコーナーで、野口る理さんの「ただ俳句だけ作っていたかったけれど」と題した随筆にてご紹介いただきました。

俳句雑誌『雪華』2021年10月号
鈴木牛後さんの「余音(よいん)−雪華集を読む(八月号より)−」で「わたしは作中人物じゃないですよ?」バッジをご紹介いただきました。

東京新聞2021年10月16日夕刊
外山一機さんの「俳句のまなざし」でご紹介いただきました。

▼『丘ふみ游俳倶楽部終刊記念句集』
中山奈々さんに「缶バッジ」という随筆でご紹介いただきました。

短歌雑誌『心の花』2021年11月号
佐藤博之さんの時評にてご紹介いただきました。


【文學界8月号】川野芽生さんの文章に登場してるよ!

文學界8月号「ファッションと文学」という特集で、歌人の川野芽生さんのエッセイに俳句を引用していただいてます。
めっちゃ嬉しい。夢かな!?
お手元にココシャネルが表紙の文學界がある方は106ページを開いてご確認をお願いします!

『文學界』2021年8月号

『文學界』2021年8月号です。プイプイ!

「この言葉をあなたが読まないとしても」と題してファッションがモチーフとなっている短歌を紹介されているのですが、一緒に引用されているメンバーを紹介すると、田丸まひるさん! 野口あや子さん! 平岡直子さん! ここに入れてもらっていいのか石原の俳句! このメンバーでバンドを結成するとかじゃなくてよかったと思う。プレッシャー半端ないですよ。このメンツに加わるのは。全身に血豆ができるまでタンバリンを練習しなければいけなくなるところだった……。

閑話休題。
かわいい服が好きだからかわいい服を着ているだけなのに、恋愛対象として見られたがっているように誤解されて苦しんだ大学時代の川野さん。セクシュアルハラスメントを行ってきた相手が卒業してようやくファッションやメイクを楽しめるようになったそう。そして昨年ついにロリィタ服を着るようになったという話からの流れで、田丸まひるさんの

わたしにはわたしを生きる意味がある BABY, THE STARS SHINE BRIGHT 田丸まひる『未来』2020年9月号

に続いて

BABY, THE STARS SHINE BRIGHT 初詣 石原ユキオ

を引いていただいたのですが、一足早く文學界8月号を手に入れた友人からの「ユキオさんの俳句でファッションが登場するものといえば!」というヒントからこれ一句かと思っていたらこの句を含む「ロココごごろ」という連作から何句も紹介していただいており、正直自分の俳句がここまで丁寧に読み込んでもらえるということがまったくの予想外で、わたしに憑依したひともどこかでびっくりしていると思います(憑依現象については過去の記事をご覧ください)。コミカルな部分を指摘されがちだったけど、その裏にある抑圧まできちんと読み取ってもらえるとは。すごい。

「この言葉をあなたが読まないとしても」川野芽生

「この言葉をあなたが読まないとしても」川野芽生

ものを書いていると、というか生きてると、こういうことがあるんですね……。
引用されてる他の方の短歌もすごくいいし、

わたしはうつくしいものが好きであり、そのうつくしさは世界に自分を贄として捧げるためではなく、世界に背を向けるためにある、という宣言を、旗印のように掲げることができる。

とか痺れるフレーズに満ちているのでぜひ読んでください。

ところで、

わたしにはわたしを生きる意味がある BABY, THE STARS SHINE BRIGHT 田丸まひる

BABY, THE STARS SHINE BRIGHT 初詣 石原ユキオ

BABY, THE STARS SHINE BRIGHT 臣下みな解き放ちたる姫としてゐる 川野芽生

と、少なくとも現時点で3回も短歌や俳句になってるBABY, THE STARS SHINE BRIGHTすごいな!(コムデギャルソンで3つ即座に思いつく? なくない!?)