明日収録に行ってきます!
ちゃんと「俳人」として出てくるなりよ。
わーい♪♪♪
「出演・掲載」カテゴリーアーカイブ
去年今年
ピアス穴に通すえんぴつ去年今年
門松に祖父の植わっておりにけり
探偵は白紙の賀状握りしめ
雑煮餅世間知らずでござんすよ
この町は海市に合併するんだとか
春らんまん桃色うんこのモーツアルト
母の日に母が着たがるメイド服
次の世も主婦で結構罌粟の花
木曜はゆる巻きにするかたつむり
五月闇彼氏を充電器に戻す
姉の背にほくろ数える午睡かな
ママ僕の右手で蝉が羽化してる
タバスコの瓶振り切って残暑かな
宦官は弁髪ほどく夏の月
銀河系ぎゅんぎゅん回るかき氷
ヒーローの目は穴だらけ夜店の灯
盆提灯何から話しましょうにい
知らん子が浴衣の裾へさばっとん
十六夜を板金塗装しています
背中にはケロイド一面の鰯雲
なめ茸は意外とはやく歩きます
秋の夜を順番待ちの羊かな
いっせいに墓が振り向き曼珠沙華
抱きしめた彼女は菊人形だった
冷まじや首を引き抜かれしペコちゃん
忍び寄り首にぶすりと赤い羽根
この海鼠さっさと腸を吐きなさい
母さんとニートの僕と根深汁
靴下に幼女を詰めている聖夜
このわき毛フェイクファーです触ります
黒鳥 冬季号(平成19年1月1日発行)掲載
フリーペーパーapt
フリーペーパーapt issue 026に俳句を掲載していただきました。
今回のテーマは「魂」です。
岡山にお住まいの方は是非、カフェや雑貨屋さんでゲットしてください。
詩を書いていた頃からアプトに参加したいなぁと思い続けていたので、そりゃーもー嬉しいです。
(私の詩は長すぎて載せらんないだろうなぁと思って応募を躊躇してたんです)
ただ、俳句を俳誌以外の紙媒体に発表する場合の作品選びの難しさを思い知らされました。
さーて。自句自解。
・1句目
イタコの霊に仕事をまかせたら代わりにイタコ業務をやってくれるだろう、という発想。季節は冬じゃないしたぶん大抵の俳人が俳句だと認めないだろう。でも俳句じゃないんじゃなくて、下手な俳句でしかないんだと思うよ。こういう狙いすぎな物も好きなんです。B級ラヴ。
・2句目
シシシと最初に三音「シ」が続くのがどもってる感じでちょっと面白い。魂からの連想で「エクトプラズム」を「吐き尽く」すというフレーズが出てきたんですが、あんまり上手くないなぁ。ひょっとしたらちょっとジブリっぽいかも。
・3句目
これは文句なく俳句(と私は思っている)。2句目の猪のなれのはてかもしれません。マニキュアと牡丹鍋は赤系でつきすぎ、と先生には指摘されたんですが、ここはわざとつけときたい。元気な婆になりたいなぁ。
・4句目
胃の底から熱くなる感じ。ソウルのソウルだからって駄洒落だけだと思われるとつらい。
・5句目
これは大朗読で朗読した句の一つ。定さんが闇鍋の席にいるってことは鍋の中に何が入ってるかわかったもんじゃありません。
・6句目
砂浜。片足をひきずるようにして爪先で線を描きながら歩いていく。孤独な遊びって感じ。
大朗読 ノック・アウト強盗横丁
大朗読 [1]に出ました。(ゲスト出演3回目?)
今回の私の詩の鑑賞のポイントは、
「おまんこ」「おちんちん」と口語で表現しているところです。
いわゆる現代詩の中では、性器のことをヴァギナとかペニスとか女陰とか男根とか言っちゃいがち。
そこを敢えて話し言葉にしてみました。
でも「敢え」てることに気付いてもらえないんだろうなぁ。
あと、短文+俳句を1セットとして読んでいくときに、俳句と短文が「つきすぎない」(=内容がかぶりすぎない)ようにしてます。
以前、俳句+小説の形式の作品集を読んだときに、俳句と小説の内容が近すぎて、なんだか説明的で、非常にモサっとした印象を受けたので、反面教師してみました。
説明って、作品を発表するときにはしたくないんです。
そのかわり、webでは自暴自棄なぐらい自句自解をしていこうと思ってるので。
(『黒鳥』が届き次第、掲載していただいた句の解説書きますね! お楽しみに♪)
俳句はわけがわかんなくていい。
意味がとれるかより情景を想像してもらえるかどうかの方が重要だし、それにもまして、ポップかな、今っぽさがちゃんと入ってるかなっていうのがいつも心配です。
この時代に犬歯を深く突き立ててしっかりと噛み合っていたいのです。
青くてゴメン。
* * * * * *
KO横丁の決闘 石原ユキオ
女とは存在しないことにつけられた名前
アラビア人の書いたまるい数字
いつも他人の言葉を挿入されるかぎかっこ
ドーナツの穴がサーターアンダギーではないように
おまんこそのものを切り取ることはできない
おちんちんを切り取るのは
こんなにもたやすいのに
★
続きまして西大寺観光協会からのお知らせです。
はだか祭でおなじみの金陵山西大寺では、
和菓子の松風堂と共同開発いたしましたお土産物を販売しております。
お釈迦様の骨入りせんべい三八〇円
十本に一本の割合で弘法大師のミイラが混じっている剣先するめ三八〇円
いずれも、一月七日までの限定発売となっております。
皆様、初詣はぜひ、金陵山西大寺へお越しくださいませ。
★
おじいさん
おじいさんの耳が遠くなったのは
わたしとうーんと近づいておしゃべりしたいからなんですねえ
おじいさん
おじいさんの足が弱くなったのは
わたしといつも手をつないでいたいからなんですねえ
おじいさん
おじいさんが一人でお手洗いに行けなくなったのは
わたしに見てさわってほしいからなんでしょう
おじいさん
おじいさんのもの忘れがひどいのは
何度でも愛してるって言わせたいからなんですねえ
★
きついな
でもほら
根元まで
ずっぽりだ
☆
☆
☆
☆
メリークリスマス男は腰を振る
☆
★
女とは存在しないことにつけられた名前
アラビア人の書いたまるい数字
いつも他人の言葉を挿入されるかぎかっこ
ドーナツの穴がサーターアンダギーではないように
おまんこそのものを切り取ることはできない
おちんちんを切り取るのは
こんなにもたやすいのに
★
* * * * * *
星印のところに俳句が入ります。★は配布用テキストに載せたもの。
(俳句部分が知りたいという奇特な方はメールください。実際に大朗読で配布したテキストを手渡しor郵送します。)
この後に2001年の詩のボクシング岡山大会で読んだ「silent night」という詩を朗読。
プライドなんて要りません
あたしはあなたの属国です
日の丸も君が代もこの床の間を飾るただの置物にすぎない
若かった、何もかもが……という感慨にひたってしまひますね。
自分の出番の直後、加藤健次さんの「DUNK HIGH」に一部出演しました。
男性2人、女性1人の計3人で朗読する詩で、男Aが加藤さん本人、男Bが岩本文秀さん、ユキオが女性パートを担当。
台詞を読むのってすごい久しぶりな気がします。とっても気持ち良かった。
なんか次回大朗読出演も内々定っぽいです。
締め切りがないと物書きは成長しない、という理論で私に成長の機会を与えてくださる先輩方の愛が胃のあたりを猛烈にマッサージ。
[1] http://www.geocities.jp/buraiha1974/dairoudoku/
10月のmimucus
石原ユキオは詩の朗読とかポエトリーリーディングとかスポークンワーズとかいう活動をやってます。
やってますっていうか、一時期お休みしてて、最近(8月の詩ボク予選から)復帰しました。
mimucus [1]というイベントに行ったのはひょっとしたら年単位で久しぶりかも。
前行ったときはまだHappy? Hippie! っていう名前でした。
今日はNEOさんのブログに掲載してもらっている「揮発」 [2]を朗読。
俳句の朗読ってどうやるのが面白いんでしょうね。
回文俳句で有名な宮崎二健 [3]さんの朗読とか聴いてみたい。
今日は全員の朗読が終わった頃に到着したMCみごなごみセンセのがよかった。
STRAWBERRY FIELDS FOREVER と、漢字の「苺」と、「お腹と背中がくっつくぞ」(←?っていうタイトルなんでしょうかあの歌は…)を足して半端な数で割って余った部分を音符として空気中に放流した感じです。(うーん……わかりにくいうえに適切な比喩じゃないわ。)
みごさんの詩は、耳で聴いた後にテキストをじっくり読みたくなります。いつぞやみごさんが戯れに作って召し上がってたマシュマロティとかいただきながら読めれば最高。
[1] http://www.kibin.net/mimucus/
[2] http://ameblo.jp/finalfreeway/entry-10018060721.html
[3] http://www.ne.jp/asahi/hai/ten/
第12回大朗読LIVE
第12回大朗読LIVE
テーマ:「ノック・アウト強盗」
2006年12月23日(土)17:00〜19:00(予定)。岡山駅西口「未完成」にて。
会費1000円(二次会2000円任意参加)
■出演者:秋山基夫、加藤健次、岩本文秀、東井浩太郎、郡宏暢、ユキオ
http://www.geocities.jp/buraiha1974/dairoudoku/ [1]
9月に続き、ゲスト出演させていただくことになりました。
今回は現代詩と俳句と両方朗読しようと思ってます。
12月というとBoB vol.2も完成してる頃、な、筈。
[1] http://www.geocities.jp/buraiha1974/dairoudoku/