出演・掲載」カテゴリーアーカイブ

アイプチ

香港が不足している青蛙
 
黒南風や揺るるは母の縦ロール
 
ゆるゆるのくつした虎が涙雨
 
白靴やタンゴは踊れなくていい
 
純情な神様からすうりの花
 
アイプチで押し上げている朝曇
 
敗戦日men’s eggが売れてゆく
 
 
 
黒鳥 秋季号 19(平成20年10月1日発行)掲載

暗殺

春めくや全身豹柄のママン
 
朧夜のへりからそっと灰汁をとる
 
亀鳴いて土屋アンナを威嚇する
 
ほたるいかいつか暗殺されますよ
 
そのひとの妻からもらう春ショール
 
妹に顔を揉まれる修司の忌
 
東京の春をコマ落としで歩く
 
 
 
黒鳥 夏季号 18(平成20年7月1日発行)掲載

明日はCOMMAND BABD PARTY vol.29です

ウロボロス高校第三演劇部として
部長の保田悠詩、
幽霊部員の糸宇田iSU-K(a.k.a DAiSU-K)、
そして副部長の石原ユキオの三人で、
リーディングパフォーマンス的なことをするという噂です。

 
<持って行くもの>
・画用紙(買う)
・グリースペイント(白/黒)
・スポンジ(買う)
・ソックス(買う)
・メイク落とし(買う)
・タオル
 
 
(2009年1月5日追記)
 
ご来場くださった皆様、ありがとうございました。
ウロボロス高校第三演劇部は、この年末ライブを持ちまして、解散いたしました。
 
(えーっっっ!?)
 

第20回大朗読じぶんのネタに関して

朗読の冒頭に近い部分で下ネタを持ってくるのは耳をこっちに向けていただくための修辞法で「頭猥」といいます。嘘です。今作りました。
 
今回は、性行為はいっさい描いておりません。
清純なんです、あたくし。
性器の名を連呼しただけです。
 
いずれこのブログで公開します。

逸 第25号

 
押忍!
花森こまさんの個人誌「逸」に参加させていただいてます!
 
購読料 一部千円。
 
「読ませろゴルア!」「書かせろゴルア!」等のご連絡は石原ユキオ(ishiharayukioあっとまーくgmail.com)もしくは花森さん(hanamorikomaあっとまーくhotmail.com)まで。
  
↓ ↓ こんな内容。 ↓ ↓

招待作品
不連続面  松木秀(『のび太って日本みたい』その理由は?!)
鳥  近藤弘文(過去だけが「いま」を濃くするってフレーズにやられた。)
 
小説*数理歌学  石原文朗(アシッドな感じ?)
 
句会報  石原明(H20.9.14@たかつガーデン)
 
酒菜亭日録抄  風の族(風の族さんの胃袋の記録。「なにぬねの?」に連載中)
 
作品鑑賞  三木基史(現代俳句業界のホープがさりげなく駄洒落を……!!)
 
五行彩花  仲本有花(五行歌についてのエッセイ。)
外側から殴られる  近藤弘文(midnight pressのフリーペーパーとあわせて、是非。)
 
参加作品
福島敦子・野口裕・石原ユキオ・武邑くしひ・米月まり・田中浩一・金子弓湖・岡村知昭・渡辺隆夫・藤田踏青・仲青・花森こま
 
編集後記

武勇伝武勇伝!

遊行賞の受賞作品朗読、
藤原龍一郎さんの作品で一カ所、
渡辺隆夫さんの作品で一カ所、
 
漢字を読み間違えるという大失態を演じました。
 
まさにアイム総理★
 
で、済まされる問題ではありません。
 
深くお詫び申し上げます。 m(. .)m
 
 
いま岡山に帰ってきたばかりです。
大阪楽しかったなぁ。
花森さん、関係者の皆さん、
ありがとうございました。
 
 
 
文中に一カ所重大な間違いを発見したので訂正しました。
もうなんか脳みそ半分くらい死んでるんじゃないでしょうか……。
 

第2回遊行賞授与式に遊びに行くので。

第2回遊行賞授与式
 
11月22日(土)13時〜17時
@たかつガーデン(大阪市営地下鉄谷町九丁目下車) 
 
【受賞者】
 短歌部門 藤原 龍一郎氏
 俳句部門 五十嵐 秀彦氏
 川柳部門 渡辺 隆夫氏
 
・吉本直紀氏監督作品「吸血」上映
・受賞作品朗読(石原ユキオ)
・ランダム・トーク・セッション「短詩形文学の明日を探る」
 
会費3千円 懇親会6千円
 
気になる方は石原携帯電話もしくはコメント欄へ。

秋っぽいかんじで

桜子さんの妹のnちゃんと、nちゃんがお世話になってる吉田真先生と、悠詩にいさんと私のだいたい5人くらいで倉敷アートバザールに出店しました〜。
人数が合わないのは「吉田真」先生が2人ユニット(ときどき3人?)だからです。
 
アートバザールは芸文館前の広場。芸文館の中ではまた別のイベントをいろいろやってたりして、英語俳句を作るワークショップがあったので参加してみました。
手順としては、まず日本語で俳句を作り、それを英語に訳します。
私は完成品の日本語俳句を持って行って、英語俳句の先生と一緒に英語に直したのですが、
日本語の段階で「と」をつかうか切れ字の「や」を使うかで一触即発でした。
 
英語にするんなら元の句いじらんでもええじゃろ?!
っていうかそんなん訳し分けれんじゃろ?!
 
(と思ったら後で英語と日本語を並べて書いて展示したので、日本語部分の添削も無意味ではなかったと判明。結局直さなかったけどな!)
 
英語俳句は「5音節/7音節/5音節」で三行分かち書きするのが普通みたいです。
日本語の5・7・5音になっている俳句を英語の5・7・5音に翻訳しようとすると、日本語で省略している部分を補ってみもふたもないことを言う感じになってしまう……。
音数は必ずしも合わせなくていいのだと先生もおっしゃっていました。
まあ、ある言語から別の言語に訳すんだから、音数を合わせたら意味が合わなくなるし、意味に合わせたら音数が合わなくなるのが普通だよね。
英語俳句の楽しみは日本語と英語の意味と音数を究極まで合わせることなのかも。
逆に同じ発想から生まれた日英二句の趣の違いを楽しむんだろうか。
自由律俳句を自由律らしく訳したいのにどうしても5音節7音節5音節にきっちりおさまってしまう! みたいな葛藤もあったりして。
 
ちなみに、できた俳句は画家さんのイラスト入りで展示してもらいました。
そして参加賞にコシヒカリ一食分をいただきました。
 
あ。
念のため言っときますが、ほんと悪意はないんですよ!!
ちょっと違う傾向の作句法に触れて勉強しようと思っただけで!!(←普段の言動からいくと信憑性0だな……。)

週俳8月の俳句をもっと読む

週刊俳句の「週俳8月の俳句を読む」書かせていただいてます。ちぇけらっちょう。
  
あべかんさんのことをいっぱい書いて嵩張ったからそれ以外をこっちに書きますね。(石原さんはおくゆかしいね!)
 
 
▼ 西川火尖「敗色豊か」
 
ここでいう「敗色」というのは、勝ち組負け組を考えたときの「敗色」なのでしょう。
火尖さんのブログ読んだりして、先入観を持ってるからかもしれないけれど、やはり主人公は営業かなにかやってる若いサラリーマン、明らかに過労、みたいな印象。
まだ負け組に決まったわけではない。しかし勝てる見込みは皆無に等しい。
 
百日紅やはり稼がねばと思ふ
 
「やはり稼がねば」っていう言葉がおそろしくリアルです。
「やはり」ってとこが。
見るともなく百日紅の方に向けた目が充血して涙目。
ところで「蟹工船」が売れているそうですが、このブームに乗っかって新俳句人連盟の入会者が増えたりしたら面白いと思います。
来るべきブームに先駆けて、私は今年度から「道標」会員です。どうだ、おしゃれだろう!!
 
 
▼ 中原寛也「あなた」
 
早口に麦茶を飲むか問はれをり
 
「麦茶飲むっ?」って、平岩紙さんの声で再生されます。何故だ。
 
水虫の薬みんなに塗つてをり
 
水虫の専門医というわけではないように思います。
おそらく、みんなに薬を塗っている人自身が水虫を患っておられるのでしょう。
そして、薬を塗られている人たちは水虫ではないはずだ。
塗られたら水虫をうつされそうです。おそろしい。
 
 
▼ 小林鮎美「帰省」
 
ガレージの前は花火をするところ
 
うちも!!!

▼ 関悦史「皮膜」
 
ボンデージのなかにみつちりあきのくれ
 
どう受け止めていいのか悩んでS田K弥さんに話したら、「まさしく熟女だね!」と断言されました。
「みつちり」も「あきのくれ」なところも熟女なんだそうです。
 
エロイエロイレマサバクタニと冷蔵庫に書かれ
きのこ雲の切身と鯖を買つて帰る
白蝶やポットより垂れ歩みさる
 
といった句を、ホラーとして読んでいたのですが、そう言われてみれば
「エロイエロイ」は「エロいエロい」なのかもしれず、
「冷蔵庫」や「鯖を買つて帰る」は人妻を表しているのかもしれず、
「きのこ雲」はそそり立つ男根またはそこから噴き上げる精液なのかもしれず、
「ポットより垂れ」る「白蝶」は精液の最後のひとしずくなのかもしれず、
もう、全体的に「エロ」く読んじゃえばいいのかもね!
 
佐保姫のふとももわれの頭をはさみ
 
擬人化した春、佐保姫タソにはげしく萌えてるんですねー。
秋が来たら竜田姫にはさまれてまた萌えるのでしょう。
これを超強引に、春の女神様がきまぐれに、少女の桃割れの頭を挟んでるっていうふうに読むのは反則ですか?
(最近『Lの世界』にハマってます)
 
▼ 田口武「雑草」
 
竹婦人誰にも見られてはゐない
 
竹婦人についてはきっこのブログに詳しいです。
布団の間に、お尻部分までついてるちょっと高級なホールがちら見えしているところを想像しました。
すいません。エロい想像をする癖が抜けません。っていうかそういうとこ狙ってますよね!?

金魚たちの妄想を七輪で焼けなくなりました

みなさん、たいへん申し訳ございません。
2008年7月13日に予定しておりました、「金魚たちの妄想を七輪で焼くライブ」は、やむにやまれぬ事情により中止となりました。
すでにチケットをお買い求めいただいた方につきましては個別に連絡させていただいております。
 
今回、ライブに向けて練習していた演目は、さらに濃厚に煮詰めた形で近いうちに発表したいです。
待っててください。
ごめんね。