この日のトークショーのゲストは、いまおかしんじさん。『岡山の娘』に関しては予告編をつくってくださったり、公開初日には舞台挨拶の写真を撮って下さったりと大活躍の名監督です。
「『岡山の娘』は異性を見つめていたい、っていう欲望が溢れてる」といまおかさん。
福間監督も、「女の子を正面からつかまえたい、女の子を綺麗に撮るっていうのが映画」と語り、『岡山の娘』の秘められたエロティシズムが明かされていきます。アダルトビデオの視点についてのお話から、フィルム→デジタルの表現移行について発展していくことも。
「フィルムでしか出来ないっていうこだわりみたいなものが13年前にはあったけど、それは違うんだ。」と福間監督。「でもモニターばかり覗いているような現場じゃだめだ。」監督の撮影ポリシーも語られました。
四角いモニターの中だけでなく、その外側にも広がる世界と、その中の女の子。
開かれた風景と、女の子。
少年のような純粋なやましさで、追いかけるように異性=女の子を見つめるということ。
福間監督の目指す映画のイメージはきっと、そこから生まれてくるのでしょうね。
宣伝スタッフ・河野