大西一光(撮影・照明)
1961年、岡山県生まれ。高校2年の文化祭で隣のクラスが8ミリ映画を作ったとき、録音を手伝う。大学に入ったら映画作りをしたいと思うようになった。岡山大学入学と同時に映研に入部。映研部員が継続してやっている映画館の映写のアルバイトをしながら、年間250本近くの映画を見た。8ミリカメラを買い、映研の映画作りと並行して自らの作品も。大学卒業後、映像関係のアルバイトと家業の手伝いをしながら映画作りを模索する。
2005年、岡山の映画愛好家松田完一さんへのインタビューを作品にした『映画の記憶』(聞き手・中原省五)を撮影・監督し、岡山映画祭で上映。2006年『IZANAMI』、2007年『青空(映画の記憶2)』を撮影・監督。岡山映画祭実行委員。好きな監督は鈴木清順と高嶺剛、そして映画への希望と絶望と未来を教えてくれたゴダール。
小川孝雄(プロデューサー)
1953年、岡山県生まれ。岡山大学在学中より日本のインディペンデント映画の上映に関わる。1976年、映像集団「残像舎」を設立し本格的に自主上映を開始。大林宣彦、大森一樹、石井聰亙らの作品上映と映画批評誌の発行を行なうと同時に、原一男監督の『ゆきゆきて、神軍』(87)の製作協力をする。
市民と監督で著作権を共有する市民プロデューサーシステム代表として、高嶺剛監督の『夢幻琉球つる・ヘンリー』(98)をプロデュース。2007年、白川敏弘監督の『また ゆく みち』の協力プロデューサー。現在、1995年から開催されている岡山映画祭の代表として、ドキュメンタリー作品、インディーズ作品を中心とした映画の上映と紹介を行なっている。
福間雄三(記録・編集)
1951年、新潟県生まれ。高校時代から8ミリフィルムで短篇を作る。作品に『朝/モチーフ/イメージ』(67)、『荒野』(68)、『赤い靴』(76)など。2002年2月、ウェブサイト「ネット・リュミエール」を立ち上げ、「来たるべき映画」をめざして、横浜の映画館シネマ・ジャックの特集上映などで見た作品(深作欣二からゴダールまで)の批評を掲載。一時中断したが、2008年5月再開。2007年3月に設立した幻野映画事務所で、監督作品を準備中。