パーティがあるというので、着飾った同僚たちが慌ただしく歩き回っている。アクセサリーがないからここにあるのを借りよう、と言う後輩に、わたしのを貸すから、と諭す。ずいぶん幼い女の子もドレスを着ている。素材は絹のような光沢のあるものが多い。アクセサリーはすべて真珠か、模造真珠か、それに似た白いビーズだ。アルゼンチンから来たという日系人の青年と話す。ビュッフェの料理を取ってふたりで席につく。テーブルの蝋燭を消すのは部屋に行こうという意味なのだそうだ。蝋燭は勝手に消えてしまう。不思議と煙が上がらない。煙が上がらない、ということのほうが気になっている。
登校の列に女子はわたしひとり。それゆえに小さい赤ちゃんの面倒をみるように言われる。親指ほどのサイズ。過失により田んぼの脇の用水に落としてしまうが、草の中にひっかかっているのを副班長の男子が拾い上げる。すでに人間の赤ん坊の姿ではなく白い熊か鼠のキーホルダーになっている。他にそれらしいものが落ちていないので、これになったとしか考えられないと言う。かたい。
ハンググライダーで飛行する。上昇気流に乗ることで飛距離を伸ばすこともできる。着地した飛行場はある種の研修施設で、そこには小学校時代にお世話になった先生方が働いていて、昔から優秀だった、さらに立派になったとほめてくれる。
Aくんの名前が寺山くんになっていた。