Vシネマの髪型をした支配人

 
古い田舎のビジネスホテル。ロビーに小学生の男の子と女の子が入ってくる。男の子は女の子に相談したいことがあるらしい。田舎ゆえ、ほかに行き場がないのであろう。宿の主人が困っているので「たとえば彼らがここの飲み物をふたりでひとつでも注文するならそこのソファにいさせてあげればよいのではないか」と提案する。「そうですね。百円のジュースでも注文してくれれば」しかし、いちばん安いので三百円のコーラなのだった。
 
フラメンコのかかっている酒場で「フラメンコとタンゴってどう違うの」と、おなじみの質問をされ、雰囲気ものまねでフラメンコを踊ってみる。曲をリベルタンゴにしてもらって、ジョージ・クルーニーをパートナーにタンゴを踊ってみせる。クルーニー氏はリードがなかなか上手い。酒場の従業員の娘を抱いて、車まで送る。とてもくろめがちなので、おもわずくろめに触ってしまうが、痛がるわけでもない。片言でママに男がいることを言う。

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