第2次未定87号の感想 <2>


◆ 経絡/玉川 満

1ページに、たった4句。
何かの絵札が並べて置いてあるみたい。
4句しかないと、自然と同じ句を何度も繰り返し読んでしまう。
この間の取り方は結構目立つ。
mixiのプロフ写真のようにキャラが立っている。

経絡や

昼の進軍
夜の交配

経絡って、人体図にツボを描き込んだものが思い出されて、一行あきのあと、「昼の進軍」「夜の交配」という対句。
経絡という言葉も、対句という技法も中国をイメージさせる。
何が進軍し、交配してるんだろう。
とりあえず小さい玉川さんの群を想像してみる。

頭蓋の恍惚

滝の上に滝
滝の上に滝

オーガズムトロンが欲しい。
 
 

◆ 不死の扉/富永 隆一

アヌスからサドルへ、コミュニケーション不全症候群

サドルからアヌスへ振動が伝わることはある。
アヌスからサドルへ何かが伝わるものなのだろうか。
サドルはアヌスから何かを感じ取ってくれるのだろうか。
アヌスとサドルはコミュニケーション不全で全然かまわないと思う。
以前、ヴァギナと激しくコミュニケートしているサドルの動画を見た。
女優さんは笑っていたが、ものすっごく恐ろしかった。
 
 

◆ 遠近法/服部 智恵子

万有引力手首はかたいのです

朝顔はかゆいところに増やしました

火曜日は漢字をつかいすぎます

放物線を通るときの花子

傷口は走りたいこともある

ポケットという美しい前夜

やわっこくてシュルレアリスティックでちょいポップでかわいい。
好きです。
岡山人はよく「傷がはしる」と言う。
汗が目に入ってしみるとき、傷口に消毒薬がしみるとき。
そういうのが、「はしる」。
蚊に刺されたところにヨードチンキを塗ってもらった。
ちょっと掻いた後だったので、たいそうはしった。
いてもたってもいられなくなって走り回った3歳の私。

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