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Celesセレクト試してみたレポート

Celesセレクトで届いた香水5本

ツイッターでCelesセレクトというサービスを知って試してみた。
気に入らなければ全額返金ということだったので気軽に利用してみたのですが、わたしとしてはかなり満足しました。

Celesセレクトとはリクエストに応じてプロのスタイリストが香水を5種類選んでお試しサイズ(1ml / 2.5ml)で送ってくれるサービス。

Celesのウェブサイトから容量と性別(女性/男性)を選び、スタイリストへのメッセージを書いて注文。
性別に関しては、えええー、そこでくくられたくないなあ、と思うかもしれない。
システム上「選ばない」や「両方選ぶ」ができるかどうかは未確認だけど、選ばなくてもカートに入れるとこまでできたので、できそうな気もする。
できなければ適当にどっちかポチッとするとよい。
自分のほしい香水のイメージはスタイリストへのメッセージでいかようにも書ける上に、後述しますが女性向け男性向けにはこだわらないセレクトをしてもらえたので。

わたしのメッセージはこんな感じ

・墨やお寺のお香、インド系のひとが纏ってる香り、トルコのコロンヤなど東アジアから中東にかけての香りが好き
・過去によく使ったフレグランスはサムライウーマンとグッチのギルティブラック
・最近試した○○○の○○○は好きだけどフォーマルすぎるように感じた
・職業と服装について
・リップバームはバニラの香りのものを使用中

3日ほど待っただろうか。クリックポストに緑色の角2封筒が届いた。

Celesさんから届いた香水

こんな感じのものが入ってます

中にはプチプチに丁寧につつまれた小型スプレーボトル5本とそれぞれの香水の説明や付け方の注意など。

「ご自身の肌に香水を試す前に香水をスティックにスプレーしてみて下さい。」
ということでスティック(試香紙)も5本入ってる。親切設計。

香水の紹介とスティック

スティックに自分でメモを書いて香水をプシュッと。使い方が合っているのかどうか若干あやしい。

以下、においフェチではあるものの香水に全く詳しくないひとの独断レビューですが、Celesのスタイリストさんが選んでくれた5本それぞれの印象を紹介します。

Comme des Garcons – Comme des Garcons 2(コムデギャルソン – コムデギャルソン2)

ボトルに鼻を近づけたときはおじさんを感じ、強烈な不安に襲われる。
えっ。これ大丈夫なの。イメージ違いすぎない?
ただ、紙にふきつけてみるとそうでもない。
たとえて言うならおじさんの背中がばっくり割れて中からターキッシュエアラインズの超絶お美しい男性CAさん(27歳)が登場したような香りです。
そうだ。ターキッシュエアラインズの袋入りお手拭きの香りにちょっと似てるんだ。
ウェイウェイした若い男性から香ってくるコーラのような香りがあるじゃないですか。
あれをもっと爽やかに、頭良くしたような。
時間が経つとガラッと雰囲気がかわって、急にフルーティになる。オレンジとか柑橘類っぽい元気な感じ。
最初はツンツンしてたのに二重人格か! ってぐらいとっつきやすくなります。
サイト上の説明にも「光と陰をテーマに」と描かれているのでこれがその二面性なのかな。
お香みたいなオリエンタル感が出てくるのはわりと最後の最後。

Diptyque – Eau Duelle(ディプティック – オーデュエル)

これは紹介文に「イスタンブールのエキゾチックでオリエンタルな雰囲気」というフレーズが入っていたので期待しながら試してみました。Celesさんへのメッセージには書かなかったけれど、トルコ旅行が楽しすぎた、また行きたい、今すぐにでも飛んでイスタンブールに行きたい、という気持ちで日々過ごしているのです。
結果、期待以上。
バニラ! とてもとてもバニラ!!
バニラなのに少しも子供っぽくないバニラ!
そのバニラの向こうに墨っぽいような、イスタンブールで泊まったホテルのロビーの香りに含まれていた何かを感じる。ホテルのロビーはバニラの香りではなかったんだけど。ああ、わたしいまイスタンブールのバイラムパシャ・マルテペ駅から徒歩7分のホテルにいる。
ここで自分が「墨っぽい」と感じているのはなんなんだろうと気になって墨汁を嗅ごうとしましたが久しぶりに開けてみたら古くなっていて異臭がしました。捨てよう……。

Lalique – Encre Noir A L’Extreme(ラリック – アンクルノワールエクストレーム)

森の木々がみんなして会いに来たみたいな香りです。
「サンダルウッドー!」((((ウオオオオー!))))
「ひのきー!」(((イエェェェー!)))
もう、木々に愛されてる感が半端ない。
森が薄れたら徐々に天花粉ぽさが加わって、イスタンブール空港の香水売り場の横を通るときの感じだー! と嬉しくなる。関係ないけど新空港は市街地から行くと森の向こうにあるんだよね。わたしがなんでもトルコに結びつけているのかスタイリストさんが中東らしさをしっかり入れるようにセレクトしてくれたのか。
途中からサムライウーマンだったかサムライだったかのミドルノートに近い感じになってくる、ような気がするんだけどもはやサムライウーマンをあんまり覚えてないからここらへん確信がないです。
名前には入ってないけど主にメンズ用として売られてる香水のよう。

Van Cleef & Arpels – Pour Homme(ヴァンクリーフ&アーペル – プールオム)

こちらははっきりと名前にオムがついてる。
でも香りの印象としては男性向けというのは意外。
わりと濃厚に石鹸っぽい。なおかつスパイシー。
サンダルウッドをかなり強く感じます。
風呂上がりの清潔感。
夏の夕方につけて浴衣を着て花火を見に行きたいような感じ。
だんだん石鹸ぽさが薄らいでスパイシーな香りが残るので、ラストのほうはたしかにメンズっぽいかも。

*Guerlain – Shalimar(ゲラン – シャリマー)

今回届いた中でいちばん女性っぽさを感じたのがこれ。
「インド」というキーワードから選んでくれた香りだと思います。
天花粉とゴージャスな花束。アイリスが強い。
「オリエンタルなプリンセスを思わせる」とありますが、フェミニンかつどことなく古風でおばあちゃんの鏡台っぽくもある。
プリンセスが若いとは限らないものね。
華やかさの中に感じられる苦味。
時間が経つと苦味が消えてふんわりとやさしい天花粉が残りました。

+ + + + +

総合的な感想としては、お気に入りの一本を見つけたいという目的もあったけど、香りをいろいろ嗅いでみること自体が楽しかった。
わたしのように田舎に住んでると、いろいろなブランドを横断して何種類もの香水を一度に試す、ということ自体が難しいのです。
買うか買わないかわからないのにデパートに行くのはハードルが高いし。
だからリクエストを誰かに選んでもらえるのはすごくよかった。
届いた香りは正直ぜんぶ好みの範疇。
シャリマーはちょっと違うかな。でも寝香水とかに使うと思う。
コムデギャルソンはトルコの国内線を幻視したいとき用。
フルボトルで注文するとしたらまずはオーデュエル。
アンクルノワールエクストレームとヴァンクリーフ&アーペル プールオムも、ちょっと多めの小分けかフルボトルを検討したい。

あと、どの香水が届くかわからないCelesガチャというのもあるそうです。
こっちはこっちで面白いかもしれない。

*追記(2021.2.7)

「ある特定のブランドが気になっていて3種類くらい試したい」という場合は楽天の「香水の館」というお店がお得&便利だったりします。最近ずっと香水沼に浸かっていて、国内の量り売りサービスで香水を取り寄せる→海外のディスカウント店から購入、というマニアっぽいムーブをするようになりました……。

完全に自慢だがLOOPY!の服を見てくれ

ショッパー持ってご満悦

台湾のゆるゆる雑貨ブランドLOOPY!鹿皮のスエットを買ったので見てください。

口下手でも上手にケンカを売れるスエットなのです

象の顔のところがマジックテープでバリッと剥がせるようになっております。
中国語ではケンカを始めるときに「てめえの面の皮剥がしやがれ」みたいな言い方をするらしく、この象さんをバリッとすることにより!なんと!口下手なわたしも!簡単にケンカが始められる便利なスエットなんですよ!!!

LOOPY!のGAGAさん&LUCKYさん、今度大阪にいらっしゃるみたい〜。
大阪のみなさん会いに行ってみてね〜!

駅前留学生活

ひと月ほど前から、常に英語がきこえてくる職場で働いている。
面接では「日常会話程度ならなんとかなります」と言ったし必ずしも嘘ではないが正直失敗した感が強い。

ある日の朝礼で新しい外国人スタッフが紹介され(英語で)、よーし、それではみんな自己紹介をしよう、と上司が言った(英語で)。
順番が回ってきたのでゆりやんレトリィバァをイメージしつつイントロディースマイセルフしたが、通じているかはいまひとつわからなかった。いや、こういうのは通じているかどうかではない。挨拶をすることに意味があるのだ。それでその場が和やかになるのだ。どうせ相手も全員の名前をすぐには覚えられない。単なる儀式だ。

基本的に雰囲気の良い職場なのだが、雰囲気が良いだけに「日常会話」が本当にある。
まわりのひとが雑談するペースについていけない。
もともと他人の言葉をさえぎってまで話す性格ではないので会話に加わるタイミングがない。
上司の冗談には、わかる範囲で笑う。
(わたしの理解が間違っていなければ「羊羹をよう噛んで食べる」という駄洒落を英語で説明していたようだった。)

今日は、夏からこちらに赴任してくる予定の外国人上司にメールを書いた。
初めての英文メールである。
本文を英語の得意な(年下の)先輩に添削してもらい、件名もいい感じにつけて送信した。

あとで送信済みボックスを見たら “About the meeeting” と書いてあった。

(脳内で再生されるGReeeeN。)

日本にいるのに、日本に帰りたい。

初夢2018

夫の個展会場を下見する。小さな雑居ビルの一室。会期の後半は会場がすぐ隣の建物に移るため、個展のDMに忘れず書いておかなければ。東京の駅でいちばん好きなのはどこだろうと考える。

分厚いステーキが売り物のファミリーレストランに入る。この店は持ち合わせが少ないときは労働することで食事の対価を払うことができるのだ。よいシステムのようだが年配の客が多く誰も皆どことなく不幸せに見える。わたしはこの店に通ってはいけない、深みにはまってはいけない

工事中の車線に黄色く塗られたブルドッグが何匹も繋がれており、車が侵入すると激しく吠える。

*   *   *

 

不二貿易 座れるぬいぐるみ ブルドッグ 耐荷重:80kg 34485

10/28(土)イチョウ並木の本まつりに出店したよ

瀬戸内ブッククルーズ「イチョウ並木の本まつり」に参加しました。

瀬戸正洋『俳句と雑文B』
佐藤文香『天の川銀河発電所 Born after 1968 現代俳句ガイドブック』
『BL俳句誌 庫内灯 2』『guca紙(ぐーかし)』など、
俳句の本をすこしだけ持っていったところ……

まさかの完売!!!!

本当にありがとうございました。
(そして、ほしいのに買えなかった方ごめんなさい)

ガラスに何か貼ってあるのは……

「店主のオススメ本Z」というトークのコーナーで紹介した瀬戸正洋『俳句と雑文B』に入っている俳句です。ちなみにこの本はわたしから買うか、版元から著者に連絡してもらうか、直接著者本人に連絡する以外手にいれる方法がありません。

もっと俳句の本を流通させなければ! という思いを強くした一日でした。

坂出・高松

青春18きっぷの旅。
坂出で讃岐醤油画資料館と、四谷シモン人形館・淡翁荘を見た後、高松の半空へ。
第二回半空文学賞に応募してみました。
応募原稿(A4ペラ1枚)には名前は書いておりません。
もし半空に行くことがあったら、どれがわたしの作か推理してみてね。

ところで醤油画資料館、受付の方が懇切丁寧に「これは小沢剛先生という現代美術の作家さんが実在の作品をモデルにして製作した架空の美術史でして……」と説明してくれたのは、やはり何も知らずに見に来て怒っちゃうひともいるからなんでしょうな……。

2017初夢コレクション

千利休と秀吉とその家臣の若者が黄金の茶室の中でコカインをたのしんでいる。
「HIPHOPシーンを徳川の思うようにさせてはならぬ」


朗読バトルに出場するための衣装を探す。パンツが見える丈のミニスカートがよい。


牛窓チェーンソー


太いゲル状の構造物が円筒形にそそり立っている。
筋骨隆隆たる男がつるはしを持って工事を行っているがゲルをかき混ぜるだけで実際どれほど工事になっているのかわからない。つややかで美しい上腕二頭筋。


一緒に帰ろうと後輩を誘うが断られ、またねーと手を振って先に生物教室を出る。
バレー部が練習場所にしている第一体育館はバックヤードが複雑な滑り台になっており選手の体力作りに役立っているようだ。通り慣れないそこを通って昇降口へ向かう。スカートがスポンジのカスだらけだ。


校庭でトム・ヒドルストンが決闘をしている。女生徒たちがその様子を教室の窓から見守っている。


蔭山周監督と混浴


宿直室に年配の男性と若い女性がいて、男性のほうがタールのように黒い液体をコップに注ぐ。
アメリカではみんな普通に飲みますよと言うその口ぶりで軽々しく手を出してはならないものだとわかる。
丁寧に断るものの、土産として持たされたクッキーの中にもそれが混ぜられており結局口に入ってしまう。


ミラーボール乱れ廻るや年新た

打越マトリクス

バレンタインデー前後にTwitter上で佐藤文香考案「打越マトリクス」が(ごくごく局地的に)流行したのでこちらにも記録しておきます。

打越マトリクスまとめ https://togetter.com/li/1081579
打越マトリクス交換 https://togetter.com/li/1081596実駒さんによるまとめ)


以下は打越マトリクスの詳しいやり方が載っている『俳句を遊べ!』ほか佐藤さんの著書(の一部)。
(ここからお買い上げいただくと石原の私腹がすこしだけ肥えます。飴ちゃん1個分ぐらい。)



メルカトル図法とメンブレン式

 

金氏徹平のメルカトル・メンブレン

丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
会期:2016年7月17日(日)-11月6日(日) *会期中無休

金氏徹平のメルカトル・メンブレン
金氏徹平のメルカトル・メンブレン
金氏徹平のメルカトル・メンブレン
金氏徹平のメルカトル・メンブレン

鼎談 金氏徹平×長嶋有×福永信「超訳!金氏徹平アワー」に行ってきました。
展覧会タイトルは金氏さんの依頼を受けて長嶋有さんが考えたもの。
現行のタイトルに決まるまでの紆余曲折をメールやSMSの画面を見せながら解説してくれるの面白かった。
長嶋有さんは結構強気に交渉するタイプなんだ! という驚き。

わかる・わからないのはなし

手打うどんつづみ「天ぷらぶっかけ」
 
かなり頻繁に美術館に通って現代アートを見慣れていると思しきひとが「現代アートはパッと見よくわからないことが多い」とSNSに書いていた。「けど、今回はアーティストトークが聞けたのでいろいろ納得した」という内容に続くのだが、そうなのですか。ほんとうにそうなのですか。と、問いつめたい。
 
専門的な美術教育を受けたことのないわたしの場合、「楽しい」「きれい」「面白い」「地味」「派手」「おいしそう」みたいなことが「パッと見」の印象だ。「わかる」とか「わからない」はほとんど意識に上らない。他人から「なぜこの画家はこんな描き方をしたと思いますか?」などと聞かれてはじめて「わかりません」が来るだろう。「わかる」「わからない」に関して鈍すぎるのかもしれない。ひとりっこのマイペースさがここにも出てしまっているのであろうか。そういえば幼いころ、遊びのルールがわかったのかわからないのかわからないまま加わって空気を悪くしていたことがあった。わかるわからないを気にすることも大事だったのだ。ごめんよ、もうきっと会うことのないおさななじみたち。
 
しかし「現代アートはパッと見よくわからないことが多い」と書いた方も、実は「現代アートは難しい」「現代アートはわかりにくい」という常套句のほうに引っ張られて本当は感じていないことを書いてしまったのではないかなぁ、という気もするのですよ。楽しく美術館通いしてるんだったらご本人の意識としては「わかる」「わからない」は二の次じゃないのかな。だからきっと「作品を鑑賞する際の糸口をアーティストに示してもらうと自分だけでは気づき得なかった部分で理解が深まる」というような感覚の方がより実態に近いのではないかと勝手に思ってしまうのです。
 
写真は猪熊弦一郎現代美術館の近くの手打うどん。