かりかり日記


かりかり日記

かりかり日記

うららかや尻尾の先が焦げておる
のどもとをじたじたとおる蛙かな
夏めくや変なにおいのする首輪
六月の革靴かすかなる浮力
梅雨寒し角の毛羽立つ紙袋
夏の港みんな荷物を持っている
地蔵盆舗道の染みを嗅ぐことも
厭世や蘭鋳の瘤たわわなる
野に放れり秋七草に囲まれて

線と情事