枡野浩一さんの村上春樹の小説を楽しめたことがほぼないという記事を読んで、非常に嬉しい私です。
枡野浩一さんには『ショートソング』という、短歌がいっぱい出てくる小説があって、とても面白いのでまだ読んでないひとは村上春樹の新刊を買う前に買いましょう。安いし!
主人公は大学生の美少年(童貞)で、彼が恋する大学の先輩は短歌やってて、その彼氏は気鋭の歌人で超プレイボーイで眼鏡で、ストーリーはチェリーボーイサイドからとプレイボーイサイドから描かれており……説明は面倒なので省きますが腐った女子用の餌がそこら中に撒いてあるので、のめり込んでぐいっぐい読めます。男子用の餌もぶりんぶりんしてるし。読んでて不思議な感じがするのは、短歌結社の主宰(美輪明宏!?)の作品がいわゆる短歌結社の主宰の作品っぽくないところ。ショートソングの世界ではかんたん短歌が結社の中でも作られているのです。枡野浩一みたいな人が歌壇を征服しちゃったのか。そんな歌壇なら短歌総合誌も買う。
ところで、短歌と言えば。
短歌を作らないふりをするのをやめてみました。
短歌やってる人から愛されたいから書かないふりをしてただけで(嗚呼なんて乙女ちっくなあたし!)、ほんとはときどき、こっそりと書いてます。
ぜんぜん上手くないけどなー。
まあ俳句も絵も上手くないからいっかー。
どうせ書いたんなら出しとくかー。みたいな!!
どうせ大半のひとは上手くないのに発表してるからなー。的な!!