半分妄想トルコ日記 テロが怖いですか?


みなさんトルコのなにが怖いですか。テロリズムですか。
そもそも怖い前提で話を始めるのもどうかと思いますけど、だってみんなそういう反応したんだもん、わたしがトルコに行くって言い始めた頃。

できたてほやほやイスタンブル空港。

結論から言うと実際イスタンブルは東京より怖い。ただ、テロリズムはわたしにとっての差し迫った脅威ではなかった。
トルコ滞在中はセキュリティチェックが頻繁にあって鞄の上げ下ろしが忙しかった。美術館でもショッピングモールでも大きめのホテルでも、入り口にはセキュリティゲートがあり、ベルトコンベアに荷物を載せて自分もゲートをくぐる、空港で行うあの一連の動作を何度も繰り返さなければならない。
そして前回述べたように人の集まる場所にはマシンガンを持った警官がいたりする(仲間同士楽しそうに談笑しているので安全装置がちゃんとかかっているか心配にならないでもない)。
日本では考えられない、うんざりするほどの警備体制だ。
もちろん、それをもって「だから安心」ということはできないが、いちおう対策はしてくれているのである。

むしろわたしにとって恐ろしかったのは交通事情だ。横断歩道は少なく、道路の向こう側へ渡るタイミングは難しい。あちこちで絶え間なく鳴り響くクラクション。老いも若きも運転はワイルド極まりない。タクシー運転手は間違いなくあなたにジェットコースターに勝るとも劣らぬ最高のエンターテイメントを提供するでしょう。路線バスも同様なので覚悟しておいたほうがいい。

「イギリスに短期留学して帰ってきたらトルコ人の運転を怖いと感じるようになっていました」

そう語る友人の運転はというと、急ブレーキや無理な車線変更はないもののスピードはかなり出す。トルコは広いので法定速度を守っていては永遠に目的地に着かないのだ。

旅行保険、必要だな…って思った。

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