広報活動報告

西脇さんを伴って、岡山市役所瀬戸支所を訪問しました

瀬戸町は西脇さんの地元ということで、皆さん好意的に迎えてくださり、支所長をはじめ元町長さんにしっかりPRできました。

今週金曜日に行われる、瀬戸支所課長会議にも映画を取り上げてくださるとのこと。ちょっと(?!)いや、かなり期待しています。

同時に、Oniビジョンの取材もあり、西脇さんの訪問風景・町民に向けてのメッセージなど、14日に瀬戸町内限定ニュースとして放映されました。(残念ながら、隣町の私は視聴できませんでしたが…)

何しろ、瀬戸町はOniビジョンの普及率は脅威の80%。地域限定とはいえ頼もしい媒体です。

さっそく「岡山の娘」についての問い合わせもありました。
 

NHKにも行きました

製作デスクの井上将治さんとお会いし、宣材・ポスター・予告編を渡し、試写会のご案内をしました。

「映画紹介」のコーナーで扱ってもらう予定です。

詳しい事が決まれば、順次報告します。

上映実行委員 小宮山泰子

16
4月
2008

キャストに質問 石原ユキオさん

倉田智子役 石原ユキオ
 
質問
初めての撮影の現場は?
役作りのためにどんな工夫や練習を?
演じた役はどんな人間?
福間監督はどんな人間?
この映画に参加して何か変わった?
略歴やそのほか自由に。

 
回答
あつかったです!
作らないこと、自然体でいることを心掛けました。実際には不自然に見えたとしても、そこが素人の「味」だと思っていただければ幸いです。あ、それから。『福間健二詩集』と三角みづ紀詩集『カナシヤル』を読んだのが役作りと言えば役作りかもしれません。
智子は雑草のような生命力を持っている人だと思います。殺しても死にそうにない。年上の男と付き合っている、という設定がありますが、同世代の男性には全然モテないんじゃないでしょうか。
本題に入るまでに少し時間のかかる方、という印象を受けました。しかし、寄り道して回り道して迷子になることは、一瞬でゴールに着いてしまうことよりよっぽど豊かなことなのだと教えていただいたように思います。
自分が映画を撮るとしたら、という妄想をするようになりました。70代か80代の女性にセーラー服を着てもらって、「老け顔の女子高生」という設定で撮りたい。
1982年生まれ。2005年から俳句を作っています。作った俳句は、句会・ブログ・同人誌・朗読会などで発表しています。智子のように「将来有名な作家になる」予定はなさそうです。
信三、啓介、バルカン、盛ちゃん。登場する男性陣の虚ろな目がとてもよかったです。

15
4月
2008

キャストに質問 岡本文子さん

水野照子役 岡本文子
 
質問
初めての撮影の現場は?
役作りのためにどんな工夫や練習を?
演じた役はどんな人間?
福間監督はどんな人間?
この映画に参加して何か変わった?
略歴やそのほか自由に。

 
回答
どちらかと言うと芸術系よりは体育会系の私には、すべてが初めてのことばかり、驚きの連続でした。映画を観るのは好きですが、撮影現場は初体験! 裏方さんの大変さをヒシヒシと感じました。
セリフを覚えるだけでも大変でした。しかも私の演じる照子さんは、クールな大人の女性。感情をすぐ顔に出す私とは正反対のようで、どうすればクールに見えるのか悩みました。
クールな大人の女性。世の中の酸いも甘いも知りつくした女性かな?
福間監督は一見優しそうなgentleman!って感じですが、実はrock魂のある鋭い感性の持ち主じゃないかな?
TVで映画を観る時も、マイクのある場所とか気になります。映画は役者さんだけでは成立しない。いろいろなスタッフの方々の力があって、映画が完成するんだということを痛切に感じました。
1959年生まれ。蟹座、O型。趣味は映画鑑賞、バレーボール、テニス。現在もママさんバレー現役です。
初めての映画の世界! いろいろな感性の個性豊かな方たちと知りあえて、とても楽しかったし、有意義な時間を過ごさせていただきました。感動でいっぱいです。ありがとうございました。

15
4月
2008

キャストに質問 季羽和喜さん

内田啓介役 季羽和喜
 
質問
初めての撮影の現場は?
役作りのためにどんな工夫や練習を?
演じた役はどんな人間?
福間監督はどんな人間?
この映画に参加して何か変わった?
略歴やそのほか自由に。

 
回答
当初はとても緊張しました。しかし、日を追うごとに撮影の楽しさが増し、緊張もほぐれていきました。おかげで大変貴重な経験をさせてもらいました。また機会があれば呼んでいただきたいと思います。
監督から「素がそのままのキャラクター」と言われたので、「素の状態」が自然に出るように頑張りました。
啓介は純粋な人間だと思いました。純粋であるがゆえに、現実と想像の世界の違いが時折わからなくなることがあるんだと思いました。あとは、あまり男性的ではないなと思いました。
撮影に対する姿勢はとてもすばらしく、この映画に対する熱い思いがこちらにも伝わってきました。
今回の撮影を経験して、自分の夢に対して大きな希望を持てるようになりました。監督から「いい絵が撮れたよ」と言われるたびに、夢に一歩ずつ近づいていると感じました。以前はあまり自分に自信がなかったけど、自分に自信が持てるようになりました。
1987年生まれ。趣味は読書(主に歴史小説)、サイクリング、バラード系の曲を聴くこと。夢は、役者になること。

14
4月
2008

福間健二、『岡山の娘』について語る 1

どんなふうに始まったのか?

岡山映画祭のスタッフの作った『映画の記憶』(大西一光監督、2005)が、2006年の夏、東京で上映されました。
それは、『岡山の映画』という本の著者である松田完一さんへのインタビューを作品にしたもので、松田さんが、映画を見てきた、つねに映画とともにあった人生というものを、魅力的に語っている。
そこから、ぼくは、やはり映画とともにここまでを生きてきた自分が勇気づけられるような、なにかを感じとりました。

その夏、松田さん自身も東京に来られた。その年の暮れには、松田さんが火事で亡くなられるという悲しい出来事がおこるのですが、そんなことになるとはだれも思いません。松田さんも楽しそうに参加された上映後の打ち上げのあと、一気に、岡山で映画を作ろうということになった。
小川孝雄プロデューサーとも話が少しくいちがうんですが、抽象的に言えば、ぼくは、岡山という土地から「やってみろ」と言われ、それに応えなければ自分がいままでやってきたことが台なしになるというような、思い込み状態になったんです。

考えてみると、岡山を舞台にした映画を作りたいというのは、ずっと前からあった。
いま住んでいる国立という東京の郊外の町を舞台にした前作『急にたどりついてしまう』を、1995年、神戸大震災とオウム事件の年に作ったその直後かな。それとも、もっと前からかもしれない。
ぼくは、1979年、30歳で岡山大学(当時の教養部)に赴任し、5年間岡山で暮らし、そのあいだに岡山の女性と結婚しました。そのあとも岡山をたびたび訪れ、岡山といい関係をもってきました。
岡山から受けとってきたものがある。また、「アイ・レフト・マイ・ハート・イン・サンフランシスコ」という歌のように、岡山に置いてきたなにかがある。
そういう自分の物語に重なるように、岡山を離れていた男(立花信三)が岡山に戻ってきて、まだ会っていなかった娘に出会うという筋が、すぐに浮かびました。
まるで、ずっと前からあたためてきたもののように。

14
4月
2008

キャストに質問 入海洋一さん

立花信三役 入海洋一
 
質問
初めての撮影の現場は?
役作りのためにどんな工夫や練習を?
演じた役はどんな人間?
福間監督はどんな人間?
この映画に参加して何か変わった?
略歴やそのほか自由に。

 
回答
自分(役者)よりもスタッフの方が大変なんだと思った。ほんと、よく頑張っていたと思う。
自分より年配の役なので、平生から年とったつもりで生活したくらいかなあ。なるべくしょぼくれたイメージで生活しました。でもただしょぼくれてるんではなくて、凛としょぼくれる。もともとしょぼくれた人間なんですが……。今現在も毎日しょぼくれてます。凛とはしてない。
自分よりも知的だと思う。あとはだいたい同じかなあ。女にだらしなく、わがままで自由人。でも年とってだいぶ落ち着いてきた。長年忘れてた娘にも会ってみたい。やっと会ってみたいと思ってる。長年桜を見てもキレイだと思わなかったけど、桜ってキレイなんだと思いだした自分と少し似てる気がする。違うかなあ……。少し違う、でもそんな感じ。
僕に対してはやさしくあたたかく見守ってくれていたと思う。品はあるんだけど、何かまがまがしいことも考えてそう。話すとなんでも見すかされそうで、話をするのに緊張します。ステキなおっさんだと思う。
そんなに変わっていない。ただ時間がたった今でも、何かのひょうしに思いだして、笑ってしまったり悲しくなったりしてる。あの夏、すべてをかけて取り組んだからなあ。
1968年生まれ。趣味は、スノーボード、ビール。特技はすぐ寝れること。
一瞬ではあったけど、あの夏は青春でした。自分の中では、別れた彼女とか自分の娘や息子とのかかわり方ともつながって、あの一瞬は映画の一部でもありました。もうあの夏は帰ってこないんスよねえ。あの夏にもう一回戻ってやりなおしたいです。演技も人とのかかわりも。

14
4月
2008

キャストに質問 東井浩太郎さん

バルカン役 東井浩太郎
 
質問
初めての撮影の現場は?
役作りのためにどんな工夫や練習を?
演じた役はどんな人間?
福間監督はどんな人間?
この映画に参加して何か変わった?
略歴やそのほか自由に。

 
回答
殺人的な猛暑。吹き出す汗の感触。線香の匂い。覚えたセリフが出てこない。頭の中が真っ白になるという経験もしました。自分自身の出来ばえは散々だったけど、楽しかったです。
どうやって生計を立てているのかわからない詩人の役ということで、今の自分自身と近すぎて、逆にどう感情移入するかに悩みました。自分を演じるというのも変だし、自分ではない誰かを演じる、その距離の取り方が難しかったように思います。
上記の理由で、バルカンというキャラクターを最後までつかみきれませんでした。逆に言えば、自分はどういう人間なのかを、いい歳をして、いまだに探し続けているような、ふわふわとした人間を結果的に演じた気がします。
すごい、のひとことです。人間発電所。
演じることの難しさと喜び。役者として生きる人々を心底うらやましいと思うようになりました。
1962年生まれ。現代詩朗読グループ「大朗読」 [1]に参加。

[1] http://www.geocities.jp/buraiha1974/dairoudoku/

13
4月
2008

予告篇のことなど

勤め先の大学の新年度もはじまって、なにかバタバタしています。
 
You Tube に予告篇 [1]の映像を入れたのですが、
どうも技術的にうまくいかなくて、
16対9であるべき画像が横方法に圧縮されたものになっています。
とくに出演者のみなさんには(顔、姿が、細くなっていて)
申し訳ないですが、しばらくは、これで見てもらうことにします。
時間をおいて、別な方法を考えるかもしれません。
 
クレジットのエンドロールを直した上映ヴァージョンを、
5月9日、10日に作ることにしました。
音のバランスほか、若干の手直しもするつもりです。
これが、岡山での上映までの、最後のチャンスなので、どんなことでも
気になっていることがあったら言ってください。
 
あと、だれか言ってくれるかなと思っていたことですが、
チラシ、真ん中で折ると、ちょうど西脇さんの目がつぶれます。
しっかりした紙を使ったので、なおさらそうなってしまいます。
折る必要のあるときは、画面の分割線にそって、
三つに折ってもらえたら、と思います。
 
このブログに連載する
「福間健二、『岡山の娘』について語る」
という原稿を用意しています。
そのなかに入れるかどうかは別として、
そしてちゃんと答えられるかどうか、わかりませんが、
ぼくに質問したいこと、ありましたら、コメントで言ってください。
よろしく。
 
監督 福間健二 

[1] http://d-mc.ne.jp/blog/musume/?page_id=32

12
4月
2008

予告篇をアップロードしました

こちら [1]からご覧いただけます。

[1] http://d-mc.ne.jp/blog/musume/?page_id=32

12
4月
2008

完成しました!

報告が遅くなりましたが、4月1日、ついに『岡山の娘』の完成 ヴァージョンに、こぎつけました。
そのあと、虚脱状態です。
完成ヴァージョンは、3月15日に上映したものよりも、20秒くらい短くなりました。
どうも、まだ終わったという気がしていないのですが、ともかく、完成です。
スタッフ、キャスト、協力者のみなさんのおかげで、ここまで来ることができました。
みなさん、ありがとう。
 
監督 福間健二 

06
4月
2008